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目的別情報

島根県がん対策推進計画全体目標

すべての県民が、がんを知り、がんの克服を目指し、がんの年齢調整死亡率を低減させるため、全体目標として、次の3つを掲げます。

全体目標I

〜科学的根拠に基づくがん予防・がん検診の充実〜

まずは、避けられるがんを防ぐこと、がんに罹患しても早期発見・早期受診につながっている状態を目指します。

そのためには、がんのリスク要因といわれている生活習慣のうち多くのがんに寄与するとされる喫煙等や感染症への対策が必要です。加えてがん検診については、がんの死亡率低減効果が実証されている対策型検診を精度管理のもとに実施するとともに、働き盛り世代の受診率向上に取組み、費用対効果に優れた持続可能ながん対策を進めます。

 

全体目標II

患者本位で将来にわたって持続可能なしまねらしいがん医療の実現〜

東西に長く、離島や中山間地域からなる地理的要因に関わらず、県内どこに住んでいても安心してがん医療が受けられ、患者やその家族の痛みやつらさが緩和され、生活の質が向上している状態を目指します。そのためには、患者が望む医療が受けられるよう、がん医療の中核となる拠点病院体制を維持していくことや、高齢化率が進展していることもあり、拠点病院と地域の病院・診療所そして介護施設等の連携体制の構築をすすめるなど、がん患者を域で支えていく体制づくりに取組みます。

 

全体目標III

〜尊厳を持って安心して暮らせる社会の構築〜

県民ががんを正しく理解し、向き合い、がんに罹患したことによる不安が軽減され、その人らしい治療選択ができ療養生活が送られることを目指します。そのためには、患者のライフステージごとの困りごとに対応できるよう、拠点病院等に設置された「がん相談支援センター」を中心としたがん相談体制のより一層の充実や、がん患者やその家族へ科学的根拠に基づく正しいがんに関する情報を提供すること、そして子どもを含めたすべての県民が、健康に関する基礎的素養としてがんの知識を深め、自他の健康と命の大切さを理解できるよう、がん教育を実施します。

 

 

お問い合わせ先

健康推進課