県民自ら健康づくりに取り組めるよう環境の整備を進め、健康寿命の延伸を図り、健康長寿日本一を目指します。
すべての県民が健康で、明るく、生きがいをもって生活を送ることができるとともに、地域の担い手として活躍してもらうことにより活力ある地域づくりを進めるため、一人ひとりの健康づくりの取組が重要です。
本県では、健康寿命(※)は伸びているものの、全国と比べて脳血管疾患の死亡率や高血圧罹患率などが高く、その原因である食塩摂取量が依然として高いことや運動習慣を持つ方が少ないことなどの生活習慣上の健康課題があります。健康寿命をさらに延ばすためには、これらの課題に対して、より重点的に取り組むことが必要です。
※島根県では、65歳の平均自立期間(65歳の時点においてその後自立した生活を送ることができる期待できる期間)を「健康寿命」とみなしています
県民が自ら健康づくりに取り組めるよう環境整備を進めることによって健康寿命の延伸を図り、健康長寿日本一を目指します
これまでも取り組んできた減塩や体操・運動の促進などの生活習慣改善について、関係機関・団体と連携しながら、健康寿命延伸の県民運動として展開を強化します。また、人と人とのつながりや住民同士の支え合いを重視した住民主体の健康なまちづくり活動も進めます。
県民の健康意識を高めるため、情報や体験の場を提供し、生涯を通じて健康チェックや生活習慣の改善等を促進します。特に健康課題の多い働き盛り世代や無関心層に対する働きかけを、職域保健関係機関・団体と協働して取り組みます。
疾病等の予防のために、特定健康診査やがん検診、歯科健診等の受診体制や保健指導を充実します。
「健康長寿しまね推進会議」を母体として、平成12年から、 県民、関係機関・団体、行政が一体となった健康づくり運動を進めています。
現在は、『健康寿命を延ばす』を基本目標とする「健康長寿しまね推進計画(第二次)」に基づいて、取組を進めています。
県民自ら健康づくりに取り組めるよう環境の整備を進め、「健康長寿しまね県民運動」として展開を強化し、健康寿命の延伸を図ります。
特に、島根県における健康課題の解決につなげるため、「減塩」と「運動」に力を入れて取り組んでいます。
「+1(プラスワン)」活動とは、これまでの生活や取組に、何か1つ健康づくりを加えて取り組むことです。
個人で、家庭で、地域で、職場で、「+1」活動に取り組みましょう!
令和2年10月に開催した「健康長寿しまね推進会議」において、島根県と関係機関・団体が一体となった健康づくりを一層推進することを目的として、知事と健康長寿しまね推進会議会長が「しまね健康寿命延伸取組宣言」を行いました。