安来阿井往還

安来阿井往還とは

安来阿井往還について
国内有数の鐵生産を支えた道
 「安来阿井往還」とは、日本海沿いを走る山陰道から現在の安来市で分かれ、奥出雲町を経て備後の庄原市高野町へと続く道です。全長15里(約60キロメートル)あまりの長い路線で、全体を通して利用されたのは近代に入ってからですが、それぞれの町や村で実に様々な名称で呼ばれ活用されていました。また、奥出雲町で「湯町八川往還」と交差する道でした。中世の頃の安来阿井往還は尼子氏と毛利氏の合戦が行われるなど政治・軍事的に重要な道でした。近世中期以降は、奥出雲でたたら製鉄が発展し、「鉄の道」として大きな経済的役割を果たしたのです。しかし、今たどるには数ヵ所が廃道となってしまって通過できないところもあり、充分な注意が必要です。

歴史の道イメージイラスト


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