写真展「歴史探訪—しまねの史跡—」  

松江城荒島古墳群(塩津山1号墓)今市大念寺古墳出雲国府跡萬福寺庭園

  
 島根県教育委員会は、県内にある史跡の魅力をより多くの方に知っていただくために、写真展「歴史探訪-しまねの史跡-」を開催しました。島根県内の史跡をテーマとして、一般の方から応募いただいた作品のうち、選りすぐりの45点を紹介します。
1.会場・日時
 ○松江会場
  場 所  島根県立美術館ギャラリー
  日 時  平成26年3月5日(水)〜10日(月) 10:00〜18:00
 ○浜田会場
  場 所  石央文化ホール展示ホール
  日 時  平成26年3月19日(水)〜24日(月) 9:00〜17:00(※24日は12:00まで)
2.入場料 無料
 写真展開催案内チラシ(PDFファイル276KB
 ■はじめに

 島根県内には、数多くの遺跡があります。これらのうち特に重要なものについては、国や県、市町村が「史跡」や「史跡及び名勝」として文化財指定し、その保護と活用を図っています。

 これらの史跡には、松江城のように戦前から公園として整備され、市民の憩いの場や観光地となっているところがあります。また、往時の姿が復原整備されたものや、庭園のように今でも引き続き利用されているものもあります。しかし、ほとんど発見された時のままの状況で管理されている史跡も少なくありません。 今回の写真展は、身近にありながらその価値を忘れがちな史跡の風景を、あらためて写真という手法で切り取って、みなさまにご覧頂くものです。そして先人達の残した遺産を、今後も大事に保存活用することを目的に開催いたしました。遺跡のもつ様々な表情から、郷土の歴史に思いを寄せていただければ幸いです。

 

■応募状況

○応募者数/ 39人

○応募点数/123点

○募集期間/平成25年10月21日(月)〜平成26年1月24日(金)

 

■審査員講評
勝部 昭(島根県文化財保護審議会委員)

 今回、写真展「歴史探訪-しまねの史跡-」に多くの作品が寄せられ、史跡への関心の高さをうかがうことができました。全体的によい作品が多かったと思います。応募された写真の史跡は幾度となく訪ねていますが、応募写真を通して、史跡への新たな魅力を感じるとともに史跡のよさに感動させられました。

 応募していただいた方々へ感謝申し上げるとともに、これを機会に一層多くの方に、島根県内のすばらしい史跡を訪ねていただくことを願っております。

 

大橋  泰夫(島根大学法文学部教授)

 普段、島根県に住んでいるので、県内の史跡についてはよく知っていますが、改めて史跡に行ってみたくなるような気持ちを抱かせる作品ばかりでした。

 ただし、個人的に少し残念に思うのは、『出雲国風土記』にのっているような奈良時代の史跡の作品が少なかったことで、一般の方たちに対して、行政やわれわれ研究者が行ってきた奈良時代の史跡についての広報が十分でなかったか、という気持ちもあります。

 今回の企画を通じて、改めて史跡の重要性を感じていただきたいと思います。

 

杉山 洋(奈良文化財研究所 企画調整部長兼写真室長)

 史跡を対象とした作品いうことで、なかなか技が発揮しにくい中、アングルなど工夫された作品が多く感銘を受けました。

 この度、ひさしぶりに島根県に来ましたが、応募作品を見ることで、「そうだ、こういう遺跡があった」と思い出したり、「この遺跡はこのようになっているのか」と気付いたりして、楽しませてもらうことができました。島根県の史跡を改めて知るよい機会になりました。また、時間があればゆっくりと島根県の史跡を巡りたいと感じました。

 

 

受賞作品集

↓↓↓こちらで受賞作品を見ることができます。※作品の下には 「作品タイトル」(史跡名)/撮影者:撮影者コメントを掲載しています。

 最優秀賞
 優秀賞
 入 選

 

 

 

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