山陰自動車道建設促進島根県民総決起大会’16が開催されました
山陰道(安来〜益田)の沿線市等で組織する山陰自動車道(安来〜益田)建設促進期成同盟会主催の「山陰自動車道建設促進島根県民総決起大会’16」が、9月25日(日)に益田市(島根県芸術文化センター「グラントワ」)において開催されました。大会には、県選出国会議員、溝口知事をはじめ、多数の来賓が出席、一般参加者を含めた約400名が整備が遅れている山陰道全線の早期整備を強くアピールしました。
主催者を代表し、会長の竹腰大田市長は、平成20年以降に県内に進出した企業のうち、約9割が高速道路の沿線に立地している現状を挙げ、「山陰道の整備は地方創生の前提条件だ。」と訴えました。また、竹下亘衆議院議員は、今年度開通予定の浜田・三隅道路の西村ICから石見三隅ICについて、工事が順調に進捗していることを踏まえ、「年内に開通することが可能となった。」と挨拶のなかで発言されました。
続く基調講演では、筑波大学の石田東生教授より、『高速道路と地域創生社会資本政策の総合戦略とイノベーション』と題し講話いただき、「山陰道の全線開通は当然。そこに止まることなく、4車線化、下道との連携、活用の新展開を目指し、自信を持って前に進もう。」と講演を締めくくっていただきました。続いて、(株)テライ安富工場の田口尊規業務課長は、『(株)テライにおける山陰道の活用について』をテーマに意見発表され、「山陰道の整備と共に、業務の拡大を図り、安定した雇用を確保し、地元益田市とともに更なる成長をしていきたい。」と訴えられました。
大会の最後には、同盟会副会長である長岡出雲市長が読み上げた「山陰道の2020年全線開通」、「事業中区間の早期整備」、「未事業化区間の早期事業化。特に、小浜から田万川間の平成29年度新規事業化」の3項目からなる決議文が採択され、同じく同盟会副会長の山下江津市長の発声により、参加者全員で山陰道全線開通に向けて「がんばろう」を三唱して閉会しました。
会長あいさつ
竹腰創一氏/山陰自動車道(安来〜益田)建設促進期成同盟会会長(大田市長)
開催地市長あいさつ
山本浩章氏/益田市長
来賓あいさつ
竹下亘氏/衆議院議員
青木一彦氏/参議院議員
島田三郎氏/総務大臣政務官兼内閣府政務官
溝口善兵衛氏/島根県知事
講演
講演者:石田東生氏/筑波大学システム情報系社会工学域教授
演台:『高速道路と地方創生社会資本政策の総合戦略とイノベーション』
意見発表
発表者田口尊規氏/(株)テライ安富工場業務課長
テーマ『(株)テライにおける山陰道の活用について』
大会決議文
1.高速道路ネットワークは、国が国民に等しく保障すべき基礎的サービスであり、整備の遅れに強い危機感を持つ地方の声に応え、全国ミッシングリンクの解消に必要な予算を満額確保し、山陰道を2020年までに全線開通させること。
2.現在事業中の「出雲・湖陵道路」、「湖陵・多伎道路」、「多伎・朝山道路」、「朝山・大田道路」、「大田・静間道路」、「静間・仁摩道路」、「福光・浅利道路」、「浜田・三隅道路」、「三隅・益田道路」、「益田道路」の整備のスピードと完成年次を早期に提示すること。
3.未事業化区間の早期事業化を図ること。
特に優先区間の「小浜から田万川間」については、速やかに「計画段階評価」を終え、平成29年度新規事業化すること。
また、残る区間についても高速道路本来の効果を発揮するよう、早急に事業化に向けた手続きを進めること。
お問い合わせ先
高速道路推進課
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