9県知事共同で高速道路の早期整備を要望しました。
平成22年5月13日(木)、溝口知事は、高速道路の整備が遅れる9県(山形、福井、和歌山、鳥取、島根、徳島、愛媛、高知、宮崎)で結成した「第一次的高速道路ネットワークの早期連結を目指す9県知事会議」で、馬淵国土交通副大臣および民主党副幹事長に対して「第一次的高速道路ネットワーク形成に向けた政策提言書」を手渡しました。今後、政府では高速道路の整備方針などが決められる見込みであり、昨年11月に続き2回目の政策提言となります。
知事は馬淵国土交通副大臣との面談において、「高速道路は、都市部から整備が進められており、公平性の観点からも教育などと同様に全国どこでも高速道路ネットワークにつながるよう、国が責任を持って整備すべき」、「地域住民の不安解消のためにも、2020年を目途に整備を進める明確な方針を示してほしい」と述べ、山陰道などの早期整備を強く訴えました。
馬淵国土交通副大臣に提言書を手渡す9県知事 馬淵国土交通副大臣に山陰道の必要性を訴える溝口知事
民主党副幹事長に提言書を手渡す9県知事 民主党副幹事長に山陰道の必要性を訴える溝口知事
日程
平成22年5月13日(木)
(1)国土交通省への政策提言(対応:馬淵国土交通副大臣)
時間:10:30〜11:00
場所:国土交通省(東京都千代田区霞ヶ関2−1−3)
(2)「道路のネットワークを推進する議員懇談会」との意見交換会
時間:12:15〜13:00
場所:衆議院26控室(衆議院3階)
(3)民主党への政策提言(対応:吉田副幹事長、阿久津副幹事長)
時間:13:30〜14:00
場所:衆議院15控室(衆議院2階)
(4)共同記者会見
時間:14:00〜14:30
場所:衆議院26控室(衆議院3階)
提言内容
≪第一次的高速道路ネットワーク形成に向けての政策提言≫
これから日本が進むべき道は、地域の産業を活かし、安全・安心な暮らしを向上させつつ、環境や観光などの新しい分野の産業を育成し、海外と連携しながら共に成長することと考える。
地域が主体となって、これらの成長戦略に取り組むためには、社会基盤として最低限必要な「第一次的高速道路ネットワーク」の欠落箇所(ミッシングリンク)を早期に連結し、地域が公平な条件の下で新しい成長戦略に取り組める環境を、国が責任を持って整えるべきであり、その制度設計について政策提言を行う。
(1)国は、第一次的高速道路ネットワークの連結を国策の第一順位として位置づけ、優先的に整備する特別な制度設計を行うこと。
(2)高速道路整備のあり方の検討は、地方の意見が十分反映される仕組みの下で行うこと。
(3)新たな事業評価手法は、地域の実情を的確に反映し、地域にとって最低限必要な第一次的高速道路ネットワークを重視した評価手法とすること。
(4)「第一次的高速道路ネットワーク」の整備に必要な予算を国が優先的に確保し、2020年を目途に欠落箇所を連結し、地方が新たな成長戦略に取り組める社会基盤を構築すること。
※第一次的高速道路ネットワーク:国の骨格を形成するために最も早く整備されるべき基幹的な高速道路ネットワーク
・高規格幹線道路の内第二東名・新名神・大都市の環状道路を除く。
・高規格幹線道路網の欠落箇所をつなぐ地域高規格道路(三陸北縦貫自動車道、鳥取豊岡宮津自動車道、阿南安芸自動車道)を含む。
提言者
山形県知事 吉村美栄子
福井県知事 西川一誠
和歌山県知事 仁坂吉伸
鳥取県知事 平井伸治
島根県知事 溝口善兵衛
徳島県知事 飯泉嘉門
愛媛県知事 加戸守行
高知県知事 尾崎正直
宮崎県知事 東国原英夫
お問い合わせ先
高速道路推進課
〒690-8501 島根県松江市殿町8番地(県庁南庁舎6階) Tel 0852-22-6570 Fax 0852-22-5190 highway@pref.shimane.lg.jp