治水計画の経緯

 ここでは、斐伊川・神戸川の抜本的な治水計画の検討から今日に至るまでの経緯を簡単に紹介します。
なお、具体的な経緯につきましては、各事業概要をご覧ください。

 

1.全体計画

  • 昭和18年、20年の洪水を機に斐伊川治水の抜本的対策論の浮上、検討がはじまる。
  • 昭和36年、39年、40年と洪水続発。建設省(現国土交通省)は昭和40年に放水路案第1案、41年に第2案を発表する。
  • 昭和42年県は京都大学防災研究所に治水対策の調査を委託する。
  • 昭和44年6月県は「斐伊川・神戸川の治水及び関係地域の開発に関する基本構想」を発表する。
  • 昭和47年7月梅雨前線豪雨による洪水が宍道湖周辺水域を襲う。
  • 昭和50年10月県は「斐伊川・神戸川の治水に関する基本計画」を発表する。
  • 昭和51年7月建設省は「斐伊川水系工事実施基本計画」を告示し、県は「神戸川水系工事実施基本計画」の認可を得る。
  • 昭和54年11月県と建設省は「斐伊川・神戸川の治水に関する基本計画(具体的内容:いわゆる7分冊)を提示する。

 基本計画関係7市町村風景

 本計画関係7市町説明会風景(昭和54年11月)

  • 昭和56年から平成4年、流域関係7市町が「基本計画」に同意等。
  • 平成14年4月国土交通省が「斐伊川水系河川整備基本方針」を策定。
  • 平成18年7月豪雨による洪水が大橋川周辺区域を襲う。
  • 平成21年3月国土交通省が「斐伊川水系河川整備基本方針」を変更。
  • 平成22年9月国土交通省が「斐伊川水系河川整備計画」を策定。

 

2.志津見(しつみ)ダム

  • 昭和58年2月頓原町が計画に同意
  • 昭和58年3月佐田町が計画に同意
  • 昭和61年度から建設事業着手
  • 平成16年6月からダム本体工事着工
  • 平成21年3月本体コンクリート打設完了
  • 平成21年10月試験湛水開始
  • 平成23年5月試験湛水終了
  • 平成23年6月志津見ダム完成

 

3.尾原(おばら)ダム

  • 昭和60年3月仁多町が計画に同意
  • 昭和60年3月木次町が計画に同意
  • 平成3年4月から建設事業着手
  • 平成18年6月からダム本体工事着工
  • 平成22年6月本体コンクリート打設完了
  • 平成22年11月試験湛水開始
  • 平成24年3月試験湛水終了
  • 平成24年3月尾原ダム完成

 

4.斐伊川放水路

  • 昭和57年9月出雲市が計画に同意
  • 平成4年6月大社町が計画に同意
  • 平成6年5月から建設事業着手
  • 平成8年9月開削部の掘割工事本格着手
  • 平成9年12月拡幅部の堤防工事本格着手
  • 平成21年4月分水堰工事着手
  • 平成23年9月斐伊川放水路完成後の分水について出雲市了承
  • 平成25年6月斐伊川放水路完成

 

5.大橋川改修

  • 昭和56年3月松江市議会が計画に同意を決議
  • 昭和56年9月松江市が大橋川改修と一体的整備を行う「松江市街地整備構想」を発表
  • 昭和57年6月建設省(現国土交通省)実施測量着手(矢田地区右岸)
  • 昭和57年9月境港市議会、米子市議会、大橋川拡幅反対を決議
  • 平成13年6月島根鳥取両県知事会談(両県議長、中国地方整備局長同席し、測量、調査及び設計の実施について合意し、確認書を交わす。国土交通省中国地方整備局長に測量、調査及び設計の実施を要請)
  • 平成16年12月国土交通省、島根県、松江市が「大橋川改修の具体的内容」を公表
  • 平成20年12月松江市長が「大橋川の中下流部や浸水地域での早期着手が必要」との認識を議会で表明
  • 平成21年2月「大橋川改修事業環境調査最終とりまとめ」を公表(国土交通省)
  • 平成21年5月森山堤防の開削工事完成(農林水産省)
  • 平成21年11月中海護岸等整備促進協議会で、中海護岸整備計画を了承
  • 平成21年12月両県知事が事業着手条件を確認する協定書を交わし、鳥取県知事が事業着手の同意を正式表明
  • 平成23年8月大橋川改修工事着手(追子地区築堤工事)
  • 平成27年1月天神川水門完成

 


 

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