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隠岐自然回帰の森

  • 所在地

隠岐の島町布施(地図【マップonしまね(外部サイト)】

 

  • 交通案内

1.自動車

西郷港から布施まで車で40分。布施から自然回帰の森中谷駐車場まで15分。

駐車場には20台近く駐車可能。トイレや休憩所もある。

 

  • 地域概要

 大山隠岐国立公園隠岐島は、島前島後ともに外輪山や中心の噴火口を有する火山島である。島後地域は、島の北-西-南の海岸沿いに外輪山を望み、東に中心的山々である大満寺山、鷲ヶ峰、葛尾山が連なる。(東の外輪山は遥海の中に沈んでいる。)隠岐自然回帰の森は、これら山々一帯に整備され自然観察や森林浴が楽しめる。

 


天然林

 この森は、約15ha、樹齢約200〜400年といわれる天然スギが811本生えている。

 中には直径が5.2m樹高が37mの大木も見られる。

 


岩倉の乳房杉乳房杉

 島の南西部の西郷町から布施村に通じる林道は、主峰大満寺山(608m)の7合目辺りを抜ける。そこには岩倉の乳房杉(島根県指定天然記念物)がそびえ立つ。

 この天然杉は芳紀800歳、幹周り16m、樹高31m気根(乳状)の数20数個と大きさ形ともに木態木である。


 

鷲ヶ峰(屏風岩)

 そびえる岩山が標高560mの鷲ヶ峰である。大満寺山(608m)、葛尾山(598m)に次ぐ隠岐島で3番目に高い山で。全体がアルカリ流紋岩からなり、右側の西斜面には見事な柱状節理が発達している。この柱状節理は、屏風岩と呼ばれる約80mにも達する絶壁となり、県下でも最大級の岩場景観を形成している。

 


トカゲ岩トカゲ岩の写真

 トカゲ岩は、岩山の岩質の異なる部分が長年の風雨によって浸食され、長さ26mの岩が岩盤に浮き上がって取り残されたものである。アルカリ流紋岩の山にアノーソクレース響岩質・粗面斑岩と呼ばれるアルカリ分に富んだ岩脈(世界でも○出岩とて例が少ない)が発達し、この粗面岩の部分が風雨の浸食によってできているが、後足は転石がはさまったものである。学術研究上きわめて貴重な資料とされている岩石で、2,3百年前の火山活動によってできたものと言われている。自然の力で、長い年月を経て偶然にできた傑作ではないだろうか。

 

 

 

 


 

 国の天然記念物指定の高尾暖地性広葉樹林から鷲ヶ峰、大満寺山には隠岐シャクナゲの群落、ウラジロガシ、ケヤキ、カツラの大木、針葉樹ではモミ、クロベ、アカマツ、ヒメコマツなど多く混じっている。このように大木が存在する環境下ではヤマネ(国の天然記念物)も生きている。またオオイワカガミ、ナゴラン、ヤマシャクヤク、エビネ類も自生し、谷の淀みにはオキサンショウウオの幼生がいる。

 

 野鳥では、ハト科最大の大きさのカラスバト(国の天然記念物)をはじめ、サンコウチョウ、アカショウビン、時期によってはアオバトの群れも見ることができる。

 昆虫類では、エゾゼミ、ヒメコブヤハズカミキリ、エゾミドリシジミ、キリシマミドリシジミ、などの貴重種をはじめ、オキオサムシ、オキヤコンオサムシ、オキマイマイカブリなどの固有種から、林道沿いの花に乱舞するアサギマダラやオキナワルリチラシなども見ることができる。

 陸貝では、ヒメナミギセル、ヘソアキコベソマイマイ、オキシメクチマイマイ、オキビロードマイマイ、オキニシキマイマイなど島根本土では見ることができない種が多く棲息している。

 このように自然回帰の森では、天然スギの森をはじめ、南方、北方、大陸系、高山性、固有種の生き物が混在し、県下でも最大級の岩場景観の形成をみることができるなど、学術上貴重であり、多くのかけがえのない自然が残っている。

 

隠岐自然回帰の森の案内図

 

(平成9年3月)


お問い合わせ先

自然環境課

島根県庁 自然環境課   〒690-8501   島根県松江市殿町1番地
   Tel:0852-22-6172 (自然公園・歩道)  5348(整備)
       0852-22-6516 (自然保護・動植物) 6377(自然公園許認可)
       0852-22-5724 (隠岐ユネスコ世界ジオパーク・大山隠岐国立公園満喫プロジェクト)
   Fax:0852-26-2142
E-mail:shizenkankyo@pref.shimane.lg.jp