今後10年間に取り組むもの

 

(1)公共土木施設の総点検結果に基づく早期措置

 平成24年12月に発生した中央自動車道笹子トンネルの天井板崩落事故を受け、全ての公共土木施設について総点検を行いました(H25年度〜H26年度実施)。

 総点検の結果、健全度がIV、IIIと判定した施設については次に示す方針により早急に対策を行い、健全度の回復を図ります(※健全度の定義はこちら)。

 

 ・健全度IVと判定した施設:原則3年以内に対策を完了する

 ・健全度IIIと判定した施設:原則10年以内に対策を完了する

 

表1.公共土木施設の総点検結果と対策内容

点検結果と対策内容

 

 

(2)定期点検結果に基づく措置

 前述の総点検以外に定期点検を行っています。診断の結果、対策が必要となる施設については、施設特性に応じた管理水準(表1)に基づき、計画的に修繕・更新を行います(図1参照)。

 

図1.今後の10年間の対策の進め方イメージ

今後10年間の対策

 

(3)対策費用について

1)公共土木施設の総点検結果に基づく早期措置に係る対策費用

 優先的に予算配分し、早期の対策完了を目指します。

 

2)定期点検結果に基づく措置に係る対策費用

 損傷程度や損傷の進行度合いおよび施設利用環境を勘案し、優先順位を考慮し、予算の平準化も配慮しながら予算措置を行い対策完了を目指します。

 

 

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