第4期宍道湖・中海湖沼水質保全計画

水質保全の方針

平成元年度以降、3期15年にわたり湖沼水質保全計画を策定し、下水道の整備等の水質保全事業や、工場等各種汚濁源に対する規制の措置等を総合的かつ計画的に推進してきました。この間、汚濁負荷量は着実に減少しているものの、未だ環境基準の達成には至っていません。
このため、宍道湖は県政推進の基本となる「島根県総合計画」、本県環境政策の基本方針である「島根県環境基本計画」等を基調に、中海は島根・鳥取両県の長期計画等や環境基本計画等を基調に、第4期の「宍道湖・中海に係る湖沼水質保全計画」を定め、関係機関、関係市町、事業者及び住民等の連携のもとで、なお一層の浄化対策を総合的かつ計画的に推進しています。

宍道湖・中海のあるべき姿を取り戻すために

水質の保全に資する事業

水質保全のための規制その他の措置

その他水質保全のために必要な措置

住民・事業者・行政・研究機関が協働して取り組みます

宍道湖・中海の水質目標

湖沼の富栄養化の原因「汚濁物質を含む排水」を減らそう

富栄養化模式図
富栄養化の模式図
赤潮(中海)とアオコ(宍道湖)の写真
植物プランクトンは、湖水中に含まれる窒素、リン等の栄養塩類を利用して増殖します。栄養塩類は、湖の周辺から流入する家庭排水や工場排水などに含まれて供給されるものと、底泥(ヘドロ)から溶け出したもの、あるいは生物の死骸が分解して水に溶け込んだものがあります。この栄養塩類を利用して増殖した植物プランクトンは、その一部が動物プランクトンや魚介類の餌になりますが、この量があまりにも大きくなるとアオコや赤潮といわれる状態が発生します。このような現象を富栄養化といいます。
富栄養化模式図は、湖沼の富栄養化の一般的な仕組みを模式的に示したものですが、このようなサイクルを繰り返しながら栄養塩類は湖沼内に蓄積され、富栄養化が進んでいきます。
今、私たちにできることは、ちょっとした工夫で減らすことのできる台所排水対策など、富栄養化の原因となる汚濁物質を含む排水をできる限り減らす実践活動です。
一人一人が身近な浄化対策に取り組みましょう!
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