島根県では、現代のニーズにあった新たな地球温暖化対策について、県内の大学生、移住者や若手経営者など、これからの島根を担っていく20~30代の若者を中心に構成した「しまね流エコライフ発信プロジェクト」の検討チームを設置して議論を重ね、平成29年11月に報告書に取りまとめました。
報告書では、若い世代が考える「2030年の島根の暮らし」をイメージし、その「しまね流エコライフ」を実現するための“未来へのロードマップ”を作成し、今から何をすべきか、実現に向けた具体的な取組みを提案しています。
この報告書をもとに、島根らしい環境にやさしいライフスタイルを実現するための施策を総合的に推進することとし、既存事業を見直し、「しまね流エコライフ推進事業」に再構築しました。
県内の大学生、移住者や若手経営者など11人の検討チームが、若い世代が考える「2030年の島根の暮らし」をイメージし、「しまね流エコライフ」の実現に向けた取組みを3つの視点で提案
・豊かな自然と共生し、ライフとワークのバランスをとり、日常の何気ない暮らしを楽しむライフスタイルが定着
・顔が見え、風通しのよい豊かな人間関係が構築された地域コミュニティでは、若い人と高齢者の支え合う関係が確立
・地域のエネルギー資源を活用したり、食料の地産地消を進めたりするなど、地域の資源を大切にする暮らしが浸透
2.2030年の「しまね流エコライフ」の実現に向けた取組み
1)環境にやさしいライフスタイルに変えていく
・家庭でできるエコな行動を、知る・体験する・伝えるで実践
・価格が少々高くても、環境に負荷が少なく長く使えるモノを選ぶ賢い消費の普及
2)地域のコミュニティをつくっていく
・公共施設、店舗や温泉施設などに人が集まり交流する場(クールスポットなど)を創出
・空いた蔵をリフォームし、趣味やコレクションなどに使う「自分博物館」として貸出
3)省エネ・省資源を実現する
・「もったいない精神」で、「食材を使い切る」、「食べ残しをしない」など生活ごみを削減
・断熱改修などのリフォームで、環境にも身体にもやさしく永く住める住まいづくりを提案
【わたしたちが考える2030年しまねの暮らし
~しまね流エコライフ発信プロジェクト報告書~】
◇6月7日(水)
しまね流エコライフ発信プロジェクトの第2回検討会議を開催しました。
始めに、しまね自然と環境財団の葭矢課長よりお話いただきました。
地球規模のエネルギー消費の大きな話から、ご自身で普段取り組まれている
ライフスタイルの話まで多岐にわたり、みなさん興味深く聞かれていました。
次に3グループに分かれ、グループワークを行いました。
20XX年はどうなっているだろうと将来ビジョンをイメージしながら、前回出たアイディアや意見を
発展させたり、生活を豊かにする楽しいエコ活動について等、話し合いました。
最後にグループごとに出た意見を発表して、全員で共有しました。
◇6月1日(木)
しまね流エコライフ発信プロジェクトのキックオフミーティングを開催しました。
プロジェクトでは「若い世代に向けた"島根らしい"環境にやさしいライフスタイル提案」について、検討していきます。
大学生、移住者の方、若手経営者の方、県庁の若手職員など、幅広い分野から参加いただきます。
場所は「キッチンスタジオ等(など)」さん(松江市西川津町)をお借りしました。
初回は、3グループに分かれて、普段取り組んでいること、こんなことしたら楽しいかも等、
自由にアイディア、意見を出していただきました。
出たアイディアは自由にペーパーに書いていきます。
最後に、よかった意見、アイディアをみなさんに書いていただき、
今日の気付き、感想等をお話いただき、振り返りました。
県庁会議室を飛び出し、自由な雰囲気の会場で毎回熱く議論を交わしていきます。
検討チームの会議の内容は、随時HPに更新していきます!