令和3年11月24日に、島根県各種功労者表彰の表彰式があり、西ノ島町でイワガキ養殖を営まれている中上光さんが受賞されました。
(写真左:表彰式の様子(前列右から2人目が中上氏)、写真右:中上氏と生産したイワガキ)
中上さんは、平成4年に全国で初めてイワガキの人工種苗生産に成功し、イワガキ養殖の礎を築かれました。中上さんがイワガキ養殖に成功したことにより、地域内でイワガキ養殖の気運が高まり、中上さんの協力のもと、島根県栽培漁業センター(当時)による養殖業者向けの種苗を大量生産する体制が整えられました。現在では、隠岐全域で30を超える養殖業者がイワガキ養殖を営み、隠岐の一大産業に発展しています。「隠岐のいわがき」はブランド化され、首都圏への出荷により隠岐の知名度貢献に繋がるとともに、地元の観光資源としても活用されています。
こうしたイワガキ養殖の先駆者である中上さんの功績が高く評価され、このたび表彰されました。
※島根県各種功労者表彰とは
各種功労者表彰は、各分野において県勢の発展に大きな貢献があった方を、知事が表彰するものです。