「土用の丑の日」と言えば、誰もが思い出すこの魚。それほど馴染み深い魚です。産卵場所ははるか日本の南方の海で、沿岸まで帰った稚魚はシラスウナギにまで成長すると川を遡上します。5-10数年の間淡水で生活した後、産卵のために再び川を下って海に入るといわれています。 ウナギの体は他の魚とは異なり、河川から海まであらゆる場所に生息できるようになっています。これは体の表面が粘膜に覆われているためで、この粘膜によってウナギの体はヌルヌルしているのです。また、ウナギにも鱗はありますが、皮膚の下に埋没しているため鱗がないように見えます。 かつては河川でも湖沼でも漁獲量の多い、最も重要な魚種でした。しかし、各種の開発工事による河川・湖沼環境の改変によって、その漁獲量は激減しています。 |
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