コイ科の魚でオイカワと似ていますが、体幅が大きく青紫色の縦帯があることで区別されます。 産卵期は6-7月。この頃になると、カワムツの体表面には雄、雌ともに赤色の婚姻色が現れます。雌に比べ雄の婚姻色の方がはっきりしており、この赤色の婚姻色により「アカモチ」、「アカムツ」とも呼ばれます。 カワムツは餌場をめぐって争ったり、産卵期の雄は雌をめぐって争うことがあります。その攻撃行動パターンは10種類程度知られており、この攻撃行動によって順位関係が形成されていきます。 瀬の深く掘れたところや淵の植物の垂れ下がる流れのゆるい場所などに好んですむカワムツは、オイカワとは反対に河川改修によって減少しつつあります。 |
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