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神戸川でアユ産卵場造成を行いました!

 アユ釣りシーズンも終わり、本格的なアユの産卵シーズンを前に、神戸川で平成23年10月9日(日)に産卵場の整備が行われました。

神戸川天然アユ資源の減少!

 神戸川は「天然アユがのぼる100名川(日本釣振興会が選定)」に高津川、江の川とともに選定されるほどかつては豊かな河川環境を有し、天然アユが多く遡上していました。ところが、近年は河川環境の悪化等により、その遡上量は激減しました。そこで、神戸川漁協が主体となり、かつての豊かな天然アユ資源回復を目指した取り組みの一環として3年前から「産卵場造成」を行っています。

アユの写真

なぜ産卵場造成が必要か?

 天然アユの遡上を増やすためには、まず「子どもをたくさん海に送りだす」ということが重要です。そのためには人工的にアユの産卵環境を整える「産卵場造成」が必要となってきます。

 アユの卵は紫外線の影響や外敵からの食害を受けやすいため、アユは「浮き石」状態の河床に産卵します。「浮き石」河床というのは、小石の間に隙間がたくさんある状態のことを言います(下左図)。「浮き石」河床では、礫の隙間深くに卵が入り込むため、紫外線や外敵などからの影響を受けにくくなります。

(左)浮き石状態の河床、(右)産卵場造成の必要な河床

浮き石状態の河床産卵場造成の必要な河床

 しかし、近年では小石の隙間に砂や泥が入って目詰まりを起こしている河床が増えつつあります(上右図)。このような河床では、卵が河床表層にしか付着できないため、危険にさらされやすくなります。また、拳より大きいサイズの石や、河床の起伏は産卵場としてアユが嫌う傾向にあります。そこで産卵場造成により、小石で起伏の少ない「浮き石」状態に河床を整備する必要があります。

アユ資源回復に向けて!!

 今回の作業では、神戸川漁協組合員をはじめ、ボランティアとして参加した地元建設業者など総勢150名程度集まり、神戸川中下流域の3カ所にアユ産卵場を造りました。まず、重機で河床を耕すことで、小石の隙間に堆積した砂や泥をほぐしながら流していきます。そして、手作業で大きな石を除きながら、レーキやクワで河床の凸凹を均しました。

 これらの取り組みにより、河川環境の豊かさのシンボルである天然アユ資源回復に繋がることを期待したいです!

(左)当日の参加者のみなさん、(右)重機を用いて河床整備

当日の参加者のみなさん重機を用いて河床整備

(左)レーキで河床を均す作業、(右)整備後の産卵場

レーキで河床を均す作業整備後の産卵場


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