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高津川の天然アユ資源回復に向けた取り組みについて

 島根県西部を流れる高津川は、益田市、津和野町、吉賀町を流域とし、4年連続「清流日本一」に輝いた大変貴重な河川です。高津川では良質なアユが育ち、水産資源だけでなく流域の重要な観光資源にもなっています。

 高津川のアユの漁獲量は、昭和の時代には年間150トンから200トンの水準で推移していましたが、平成以降、徐々に減少し、近年では年間約50トンまで減少しています。

 そこで、高津川漁業協同組合が主体となり、アユ資源の復活に向け、稚魚の放流や親魚を保護する取り組みを毎年実施しています。その結果、平成27年~29年にかけて漁獲量はやや増加傾向にあります。しかし、漁獲量は依然として低い水準で推移しており、新たなアユの増加対策が急務となっています。

 

 清流高津川高津川アユ

 (上左:清流高津川上流域)(上右:良質な苔を食べて育った高津川産アユは香り高く美味しい)

 

アユの親魚放流による新たな資源復活への試み!

 高津川漁業協同組合は、益田市や島根県と連携し、平成29年からアユ親魚の放流を試験的に取り組んでいます。親魚を放流することで河川での産卵量を増やし、翌年の天然遡上アユ数を増加させることを目的としています。

 放流する親魚は、高津川漁業生産組合が所有するアユ中間育成施設にて約4か月間、最適な時期に産卵するよう電照しながら人の手で大事に育てられ、11月上旬から中旬に川へ放流します。平成30年は、11月5、6、8日の3日間で合計33,130尾が高津川下流域に放流されました。

 

 屋内の水槽で飼育放流直前のアユ親魚

 (屋内の水槽で飼育中の様子)(放流直前のアユ親魚)

 

 放流の様子

 (放流の様子)

 

 産卵後、約2週間でふ化した稚アユは、餌となるプランクトンを求めて海へと降り、来年の春に高津川へ戻ってきます。

 アユ資源の復活により、釣り人の増加をはじめとした流域の活性化に期待がもたれています。


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