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島根県立学校の新型コロナウイルス感染症対策について(5月15日更新)

 

島根県立高等学校・特別支援学校における新型コロナウイルス感染症対策について(5月15日更新)

 

 

県内の学校における新型コロナウイルス感染症対策の取組に対し、引き続きまして保護者の皆様、関係の皆様に格別のご理解をいただいておりますことに加え、ご家庭での検温の実施、健康管理などにご配慮いただいておりますことに、深く感謝申し上げます。
長期間の臨時休業により、授業をはじめ学校での諸活動が行えないことや、児童生徒等が家庭で過ごす時間が増えるなど、ご家族をはじめ関係の皆様には様々なご負担をおかけしております。こうした状況に対しましても、格別のご理解とご協力をいただいておりますことに重ねて御礼申し上げます。

 

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このメッセージのポイントは、次のとおりです。

 

1.全ての県立学校を、5月25日から再開します。

(1)松江市以外の全ての県立学校では、再開に先立ち5月18日から教科指導のための分散登校を開始します。
(2)松江市内の県立学校は、5月25日から教科指導のための分散登校を開始します。


2.学校は再開しますが、新型コロナウイルスの感染リスクがなくなったわけではありません。感染防止の取組は、引き続き徹底して行う必要があります。

 

3.感染リスクを極力低減し、子どもたちの健やかな学びを保障する、学校での新しい学習様式・活動様式を定着させるよう努めてまいります。

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全ての島根県立の学校は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止のため、5月31日まで臨時休業としていましたが、このたび、休業期間を1週間短縮して5月24日までとし、5月25日から一斉に再開することとしました。

これは、5月14日の政府の専門家会議の状況分析と提言、島根県に対する緊急事態宣言の解除などの政府判断、そして、島根県内における感染状況等を踏まえた上で、県立学校において児童生徒が学ぶことのできる環境を作っていくために、段階的に学校教育活動を再開することが重要である、との考えで変更したものであります。

具体のスケジュールは、松江市以外にある県立学校と、松江市内の県立学校の大きく2つのグループに分けました。これは、県内24例目となる松江市内での感染例についての調査等の状況を踏まえる必要があることからでありますが、いずれのスケジュールにおきましても、学校教育活動を段階的に進めていく考え方をとっています。

 

松江市以外の県立学校につきましては、既に計画しておりましたとおり、5月18日から、分散登校により復習と基礎学力定着などのための教科指導を実施します。そして、次週25日からは、学校を再開した上で、分散登校に加え、新たに一斉登校を試行し、「三つの密(密閉空間、密集場所、密接場面)」が重ならないような学校生活のルールの定着を図るなどの工夫を併せて加えていきたいと考えています。
県内での感染状況等も含め、各学校に関係する周辺環境も踏まえる必要がありますが、こうした環境が良好であれば、5月25日の学校再開後、早い時期から一斉登校など、平常の学校活動に移行するよう考えております。

 

次に、松江市内の県立学校につきましては、これまでの計画では、5月31日までは登校日を設けないこととしていましたが、このたびの変更により、5月25日に学校を再開した上で、教科指導のための分散登校を行うこととします。松江市内の県立学校に係る6月1日以降の方針については、感染症に係る状況に加え、他地域の一斉登校の試行状況なども踏まえて、5月27日を目途に改めて決定する考えでおります。

 

このたび実施する「分散登校」は、「三つの密」を避けることや、咳エチケット・マスクの着用、手洗いなどを実践し、感染防止を図るとともに、児童生徒に学校生活上の自覚を促すことのほか、学校教育活動の再スタートにあたり、きめ細かい配慮ができること、課題の提出や点検などの作業を短時間で行えることなどの意義・利点があるものと考えています。

 

島根県は、5月15日に緊急事態宣言が解除となりましたが、感染のリスクがなくなったわけではなく、基本的な感染防止策などは、引き続き徹底して行っていく必要があります。社会全体が、長期間にわたりこの感染症と向き合っていかなかければならない状況に変わりはありません。また、今後、感染の拡大傾向が認められるような事態になった場合には、再び、緊急事態宣言の対象地域に再指定されることもあり得ます。もとより、もしこのような状況となれば、たとえ計画された学習活動が目前であっても、中止するという覚悟も必要であると考えます。

 

次に、学校教育活動の再開に向けた段階的な「学びの環境づくり」について申し述べたいと思います。
この感染症対策としての「学びの環境づくり」は、新型コロナウイルス感染症と向き合いながら、子どもたちの健やかな学びを保障することのできる、これまでとは異なる学校教育活動の様式を新しく創り出していくことだと考えます。
この感染症に対する持続的な対策が必要であるという認識を広く共有し、学校における感染・感染拡大のリスクをできるだけ低減した新しい学校での活動様式を定着させていくことが求められています。学校での諸活動はもとより、登下校等も含めた様々な場面において、感染リスクが高い活動や場面を整理し、どう対策を取り、指導するのか、児童生徒自身の自覚をどう促すのか、ご家族の皆様にもご理解いただけるよう努めてまいります。
今後の島根の学校教育活動に必要となる「行動の変化」が「学びの環境づくり」です。「感染症のリスクと向き合い、最大限の対策を講じること」と「子どもたちの学びを保障すること」を両立させるために、常に現状を正確に把握し、最適な判断を重ねていく必要があります。また、このような視点で取り組むべき課題は、感染症対策だけではなく、生活指導、学習指導、安全指導、心のケア、感染症に関する偏見や差別を生まないための取組など多岐にわたります。

 

県立学校で学ぶ皆さん、そしてご家族の皆様、さらには子どもたちの学びを様々な形でご支援いただいております地域の皆様、団体等の皆様にも、格別のご理解を賜りますようお願い申し上げます。

 

 

 


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