島根県立高等学校・特別支援学校における新型コロナウイルス感染症対策について（４月１７日更新）

県内の学校における新型コロナウイルス感染症対策の取組に対し、引き続きまして保護者の皆様、関係の皆様に格別の御理解をいただいておりますことに加え、ご家庭での検温の実施、健康管理などにご配慮いただいておりますことに、深く感謝申し上げます。

４月１６日、政府の新型コロナウイルス感染症対策本部は、「緊急事態宣言」の対象地域を、４月７日に対象となった７都府県から全都道府県に拡大することを決定し、これによりまして、島根県も特別措置法に定める「緊急事態宣言」の対象地域とされました。総理からは、当初の対象地域であった７都府県以外の県でも、人の移動等によりクラスター（感染者集団）が各地で発生し、感染拡大の傾向が見られることから、地域の流行を抑制し、特に大型連休期間中の人の移動を最小化する観点から、全都道府県を緊急事態措置の対象とする、との発言がなされたところです。

この政府決定を受け、島根県では１６日、県民の皆様に、「生活の維持」に必要な場合を除き、自宅等からの外出の自粛を要請することとしました。「生活の維持」という一点に絞り、「外出自粛」を徹底していただくことにより、これ以上の感染拡大を防ぐという強い意思が伝わってきます。今、新たな予防措置をとることが感染の抑制のために必要であるとの判断から、全ての県立の高等学校と特別支援学校を休業とするよう、知事から県教育委員会に依頼がありました。生徒等の学校への登校は、極めて重要な行為ではありますが、「生活の維持」に必要な場合には該当しないとも考えられるのです。

県教育委員会といたしましては、この依頼を受けるとともに、各学校において混乱のないよう、週明けの４月２０日（月）から緊急事態措置を実施すべき期間である５月６日（水）まで、全ての県立学校を臨時休業とすることといたしました。
すでに臨時休業となっている松江市内の県立学校につきましても、臨時休業の終期を変更し、５月６日までといたします。

この臨時休業に伴い、授業をはじめ学校での諸活動が行えないことや、児童生徒等が家庭で過ごす時間が増えるなど、ご家族をはじめ関係の皆様には様々なご負担をおかけすることになりますが、各学校と県教育委員会が一体となって対応してまいりますので、なにとぞご理解いただきますようお願い申し上げます。
また、特別支援学校におきましては、保護者の皆様が、日中の子どもさんへの対応が困難なケースも想定されます。臨時休業は、感染拡大防止のためであることをご理解いただくことが重要でありますが、児童生徒等の居場所が確保できないなど、やむを得ない場合には、相談の上、児童生徒等を学校に受け入れる考えでおります。

県教育委員会といたしましては、臨時休業期間中の感染症対策、生活指導、学習指導、安全指導、心のケア、また感染症に関する偏見や差別を生まないためにも、各学校と連携して取り組んでまいります。また、引き続きまして、感染症対策に万全を期した上で、子どもたちの学びをしっかりと支えてまいります。
臨時休業といたしました学校に通学している皆さん、そしてご家族の皆様、さらには子どもたちの学びを様々な形でご支援いただいております地域の皆様、団体等の皆様にも、格別のご理解を賜りますようお願い申し上げます。

_{なお、県教育委員会では、今年度に入りましてから、新型コロナウイルス感染症対策として、４月９日に、県教育委員会の対応方針により、感染者
が確認された学校を臨時休業とした後、４月１４日には、国からの通知で示されたガイドラインに従い、知事から県教育委員会に休業の要請があり、
県教育委員会としてこの要請どおり、松江市内の全ての県立学校に対し臨時休業を行っております。
こうしたこれまでの経緯の詳細につきましては、本ホームページ「教育長メッセージ（令和２年４月１４日更新）」をご覧願います。}