• 背景色 
  • 文字サイズ 

園山議員

(問)予防接種について

1.危機管理の観点からは、県庁職員や教員、警察官などの公務員の免疫保持や予防接種の状況を把握しておく必要があると考えるが、対応状況を伺う。

2.近年、乳幼児へのワクチン定期接種を副作用を理由に拒否する事例があり、保育所や学校などの関係者は困惑している。県として徹底した啓発などが必要と考えるが、どのような対応を取るのか伺う。

(問)親守詩について

3.「親守詩」のような親子のふれあいを進める取組みは大いに奨励されるべきと考えるが所見を伺う。

 

(答)教育長

1.学校現場の教職員が予防接種の2回接種をしているがどうかの確認については、今後進めてまいりたいと。

 

2.麻しんは、極めて強い感染力をもっておりますので、子どもの感染拡大を防ぐためには、2回の予防接種によって子どもに免疫力をつける方法しか選択肢はないとこのように考えられております。したがいまして、未接種者には強く予防接種を勧める必要があると考えております。

 入学前の就学時健康診断では、すべての保護者に接種を促す文書を配布し、また診断会場で母子手帳を確認して接種を勧めております。入学後は、健康調査票で接種の状況を確認しております。

 こうして把握した未接種の子どもの保護者に接種を勧める際には、麻しんを発症した場合の症状やその重篤さ、感染拡大を防ぐ意義などを伝え、接種の必要性を理解してもらえるよう、粘り強く取り組んでまいります。

 なお、子どもの接種状況を、これまでのように、言わば自己申告の形ではなく、もれなく把握するためには、市町村の保健部局と教育委員会が、個人情報を共有するやり方が効果的であり、実際にそのような方法で予防接種を進めている市町村もございます。

 このやり方をとるかどうかは、個人情報の取扱いに関する市町村の判断によることとなりますが、子どもの生命に関わることであり、市町村の適切な判断を求めていきたいとこのように考えております。

 

3.私も、奨励したいと考えます。多少感想を述べさせて頂きたいと思いますが、子から親へ思いを伝える「上の句」は、普段なら気恥ずかしくてなかなか口にできないような子どもの思い、例えば、家族への感謝の気持ちや自分の将来の夢などについて、率直な表現で言葉にすることができるのではないかと思います。

 一方、それを読んだ親から子に返す「下の句」は、普段肝心なことはなかなかしゃべってくれない子どもの本心に触れることができ、子の思いを受け入れた時の率直な親の気持ちが表れるのではないかと思います。そして、そういう親心を知ることになった子にとっても、それがまた成長の糧になるのではないか、このように考えております。

 そういう意味で「親守詩」は、親と子が心を通わせ、家族の絆を確認するための、とても優れた仕掛けだと思います。

 県は現在、公民館・学校等へ募集ちらしを配布するほか、大会の後援、島根県知事賞・教育長賞の贈呈を行っておりますが、さらに取組みが広がりますよう奨励していきたい、このように考えております。

 


お問い合わせ先

島根県教育委員会

〒690-8502 島根県松江市殿町1番地(県庁分庁舎)
島根県教育庁総務課
TEL 0852-22-5403
FAX 0852-22-5400
kyousou@pref.shimane.lg.jp