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吉野議員

(問)チーム学校について
1.島根県の学校現場で課題解決のために行っている、外部人材の活用などチーム力を高める取り組みの現状について伺う。
2.チーム学校について、県教育委員会はどのような認識を持っているか伺う。
3.管理職のマネージメントやリーダーシップとフォロワーシップ、教職員の力を引き出す資質などの向上のため、どのような取り組みを考えているか、所見を伺う。

 

(答)教育長
1.学校では、正規の教員以外に配置されているサポートティーチャーや支援員、事務部門を担う職員などと連携し、これらの人材を活用することによって、チームとして、課題解決に向けた教育活動が行われています。
県教育委員会としては、このような学校内の人材に加えて、専門スタッフとして、様々な外部人材の配置・活用を行っているところです。
例えば、スクールカウンセラーやスクールソーシャルワーカーの配置により、課題を抱える児童生徒への専門的な視点からの関わりや、専門機関との適切な連携などを進めています。
また、部活動の指導においては、運動部・文化部ともに外部指導者を活用し、専門的な指導の充実と教員の負担軽減に取り組んでおります。
さらに、高校魅力化事業においては、市町村がコーディネーターを配置することにより、教員の負担を軽減し、県外からの入学者の募集や、地域との連携の充実も図られているところです。

 

2.多様化・複雑化する学校の課題に、教職員と外部の専門家が一体となって対応する「チーム学校」の体制整備は、学校の教育力・組織力を向上させ、一人一人の子どもの状況に応じた教育を実現するために重要であると考えております。
今後の中央教育審議会答申をはじめとする国の動向を注視し、県としても現在の取組を継続・発展させるとともに、さらに必要な対応を検討してまいります。

 

3.昨年9月に、学校マネジメントを柱とした「学校管理職等育成プログラム」を策定し、今年度からこのプログラムに基づく研修を実施しています。
そして、管理職を対象とした研修では、校長、教頭、主幹教諭に分けて、経験年数に応じた内容で実施しております。
具体的には、組織や危機管理に関するマネジメントに加え、人材育成に係る内容について、ゼミ形式を取り入れるなど、方法も工夫して実施しているところです。
また、40歳前後の中堅教員を対象に、今年度から始めた「ミドルリーダー宿泊研修」では、学校マネジメントの重要性を理解し、ミドルリーダーとしての力量を高めるとともに、学校運営の中心的役割を担うための資質・能力を身に付けることを目的として、組織マネジメント、コーチングなどの研修を行っているところです。


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