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田中明美議員

(問)放課後対策について
1.放課後、週末、長期休業中に小学生を対象に各地域で「放課後子ども教室」が開設されているが、この目的は何か伺う。
2.事務事業評価における成果参考指標を『「放課後子ども教室」若しくは「放課後児童クラブ」のいずれかを設置している小学校区数の割合』から、それぞれの設置数にすべきと考えるが所見を伺う。
3.小学校の空き教室を児童クラブとして活用することが広がっていくよう市町村に働きかけることはできないか伺う。
(問)合計特殊出生率向上について
4.義務教育で「自分の人生設計結婚・妊娠・出産・子育て・仕事について」学習すべきと考えるが、所見を伺う。
5.先進的に義務教育の段階で「自分の人生設計結婚・妊娠・出産・子育て・仕事について」の学習を進めていくべきと考えるが、所見を伺う。

 

(答)教育長
1.放課後子ども教室は、すべての子どもを対象に、安全・安心な子どもの活動拠点として設けるものです。地域の方々の参画を得て、学習やスポーツ・文化芸術活動、地域住民との交流活動などの機会を提供することにより、子どもたちが心豊かで健やかに育まれることを目的としております。

 

2.ご指摘のとおり、子ども教室と児童クラブは目的や対象となる子ども、開設日数などが異なるため、地域の実情に応じた形で、小学校区内に両方が設置されるのが望ましい姿です。
平成26年度に国が策定した「放課後子ども総合プラン」で示された、国全体として児童クラブ及び子ども教室の充実を図るという方向性も踏まえ、今後、新たな成果参考指標を検討したいと考えております。

 

3.国の「放課後子ども総合プラン」では、小学校の空き教室を積極的に活用し、児童クラブ及び子ども教室の計画的な整備などを進めることとされております。
県教育委員会としても、このプランの趣旨に沿って、保育・教育環境の整備を推進するため、児童クラブも含めた子どもの放課後対策に、小学校の空き教室が活用されるよう、市町村教育委員会を通じて働きかけてまいります。

 

4.まずは、妊娠・出産に関する医学的・科学的に正しい知識の理解についてですが、学校では、県が作成した「性に関する指導の手引」を参考にしながら、妊娠・出産に関わる基礎的な理解を深める学習を、心身の発達段階に応じて取り組んでおります。
また、「専門医派遣事業」などを活用し、専門家を招いて、妊娠や出産に関する医学的・科学的に正しい知識を学習しているところです。
次に、自分の人生設計の学習についてですが、義務教育においては、小・中学校の道徳や家庭科で、家庭生活や家族の大切さを学んだり、中学校の特別活動で、自分の将来を考える学習をしたりしています。
例えば、10年後に、「家族は何人いますか」「どんな仕事をしていますか」などについて考える学習を行っている中学校もあります。
高校においては、家庭科の授業でライフステージごとの特徴と課題について考えたり、家族や子育てにおける課題について話し合ったりしております。
子どもたちが、家庭の働きについて理解を深め、これからの生活をより良いものにできるよう、今後も家庭や地域と連携しながら取り組んでまいります。


(答)知事
5.おっしゃるようにですね、子どもたちに対しまして、議員が言われるようなことをですね、教育の現場においても教えていくということは大変、大事な課題だろうと思います。教育委員会もそれに応じてやってくださっておると思います。
まあ、あともう一つはやはり教育は一部でございまして、教育は子どもたちにですね、このいろんな世界をこう見るような、こう刺激を与えてやるということも教育の役割だろうと思うんですね。
地域社会の、島根では地域社会よく残っています、年配の人たちの話を聞く、まあそういう活動にも子どもたちが参加をしていく。あるいは、本を読むということを教育委員会、一生懸命やっておりますけれども、そういう本を読む活動をさらに進めましてね、そういう本の中で、自分の考え、人の考えなんかを聞いていく、これも一つの教育機関の役割でありますけれども、そういうことを含めまして、子どもたちが健全にすくすく育つように、そして結婚をし、子どもを産み育てるようなですね、島根を築いていくように努力をしてまいりたいというふうに思います。


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