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浅野議員

(問)食の縁結び甲子園について
1.何故各県代表を集めてくにびきメッセで開催することができなかったか伺う。
2.特別支援学校対象のスペシャルな食の縁結び甲子園の展望についても伺う。

 

(答)教育長
1.食の縁結び甲子園についての2点の質問にお答えいたします。
1点目は、「なぜ47都道府県代表を集めて、くにびきメッセで開催することができなかったか伺う」というお尋ねについてです。
来年度は、全国47都道府県の高等学校などに応募を呼びかけ、全国大会として実施します。
参加チームは、北海道・東北地区、近畿地区といったように、全国をブロックに分け、それぞれのブロック代表による10チームの大会実施とします。
なお、各ブロックの代表チームは、応募書類による選考とする予定です。
47都道府県から島根に来ていただいて大会を開催することについても検討しましたが、次の理由により難しいと判断しています。
第一に会場の問題があります。今年度は、くにびきメッセ大展示場を会場に10チームで開催しました。
仮に2日間の開催としても、1日24チームでは、スペースの確保が難しくなります。
生徒が安全に活動でき、観客の皆さんにも十分見学していただける、適切な会場がないと考えております。
第二に審査の問題があります。審査するチーム数が増えると、量的に全チームの試食が難しくなります。
試食審査をする際にも、順番が遅いと料理が冷めることもあり、審査の公平性が保ちにくくなるといったこともございます。
また、複数日開催となると、審査員の評価のブレが出てくるなどの問題も考えられます。
そうした理由から、農林水産省が実施している「ご当地!絶品うまいもん甲子園」や、福井県が主催している「全国食育王選手権」などの高校生の食に関する他の全国大会においても、ブロック代表の10チーム程度で開催されていると承知しております。

 

2.2点目は、特別支援学校を対象とした食の縁結び甲子園開催の展望についてです。
今年度の食の縁結び甲子園中四国大会では、松江養護学校が、島根県代表2校のうちの1校として出場しました。
松江養護学校では、児童生徒の働く意欲を培い、将来の職業生活や社会的自立に必要な事柄を、総合的に学習する作業学習の一つとして「食堂サービス」を実施しております。
この「食堂サービス」の学習の中で、生徒が作った料理を地域住民の方へ提供することにより調理や接客を学んでおり、大会に出場できたことは生徒にとって大いに励みとなりました。
しかし、他の特別支援学校では、それぞれの障がいの特性や、学校や地域の実態に応じて、自立と社会参加を目指した様々な学習をしており、松江養護学校のように本格的な調理まで行う学校は、全国的にも珍しい状況です。
そのため、特別支援学校全体としては、調理の創意工夫や技術力が必要となる、食の縁結び甲子園に参加できる学校はほとんどないと思われ、特別支援学校のみを対象とした食の縁結び甲子園の開催は難しいと考えております。以上です。


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