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角議員(民主県民)

(問)子宮頸がん検診について

1.学校における健康教育の中で、がんについての学習や検診の重要性などについての学習がどのような形で行われているのか伺う。

2.小学校において健康をまもり疾患を予防する検診の重要性を学習する取り組みは、どのような状況なのか伺う。

 

(答)教育長

1.保健学習の中で、生活習慣病予防に係わります学習の一環として段階的に行っています。まず、小学校では、望ましい生活習慣を身につけることの必要性を理解し、実行できることを目指しています。中学校では、生活習慣の確立と合わせて、喫煙と肺がん等との関連を科学的に理解させる。それから、高校では、喫煙や飲酒の生活習慣が、個人の健康だけでなくて、社会にも影響を及ぼすことについて総合的に理解させることにしております。

 がん検診に係わる学習ですが、高校において、保健学習の中で、がん検診を通して早期発見に努めることが健康管理上重要であることを学習することになっています。

 

2.小学校におきましては、子どもの発達段階を勘案いたしまして、保健学習でがん検診について学習する内容は含まれておりません。

 学校では、毎学年定期に実施しております一般的な健康診断の結果に基づきまして、必要な場合は早期に受診したり、健康に配慮して生活したりするなどの指導を行っております。

 保護者の話もございました。今後は保護者に配布いたします保健便りの中で、子どもについてだけでなく、保護者の健康管理の大切さにもふれまして、がん検診の重要性について親子で一緒に考える機会がもてる内容になるように、養護教諭研修会等で働きかけてまいります。

 

 

(問)少人数学級について

1.島根県においては国の定数改善増の取り組みに対して、どのように取り組んでいるのか伺う。

2.全国の少人数学級の取り組みについて、どのように把握しているのか伺う。

3.国の実施待ちで取り組む前に、少人数学級実現に向けて先を進んでいく考えはないのか伺う。

4.国の取り組みは少人数学級の実現の面からみると後退したかのように見える状況だが、どのように考えているのか伺う。

5.国に向かって全学年35人以下の少人数学級実現に向けて声をあげるべきと考えるが、所見を伺う。

 

(答)教育長

1.それから大きな2点目でございます。教員の定数の関係でございます。ご質問にもございました平成25年度の国の予算、全国で800人の定数改善増がなされておりますが、島根県におきましてもこれを受けまして小学校の専科指導、あるいは児童生徒支援、それから通級指導、この関係で定数の増員を図ったところでございます。

 

2.それからもう1点、少人数学級編成の全国の状況についてご質問がございました。議員のほうから、一部の先進県につきましてご紹介いただきましたが、全国でもこの少人数学級編成、様々な形で取り組まれております。最近、少人数学級編成を拡充している県が徐々に増えてきているということは、承知をいたしております。

 一方で、先ほど知事からもございましたように、島根県におきましては、小学校1・2年生で30人学級編制、それからその他でも少人数指導でありますとか、非常勤講師の配置事業、きめ細かい教育を行うために取組を行っております。全国でも同様に、そういった取組が行われております。それぞれの県で、各県の実情に応じて、きめ細かい教育を行うために取組が行われているものと承知をいたしております。

 

 

(答)知事

3.4.5.角議員のご質問にお答えをいたします。わたくしからは少人数学級についてお答え申し上げます。少人数学級につきましては、3つ質問がわたくしに対してありました。

 1つは国の30人学級実現に向けての取組の前に、少人数学級実現に向けて島根県として先に進むべきではないかというご質問、そして2番目に現政権の取組は少人数学級実現の面からみると後退しているように見えるがどのように考えているのか。3点目は、国に向かって全学年35人以下の少人数学級実現に向けて声をあげるべきではないかという質問でございます。3つ関連をいたしますので島根県の状況をまずご説明しながら、順次お答えをしていきます。

 島根の状況でございますが議員からご紹介があったわけでありますけども、現在、国基準では、小学校1・2年生は35人学級編制、小学校3年生以上は40人学級編制であります。

 島根県では、平成15年度から、小学校1・2年生に30人学級と、先にそこは進んだわけであります。これによりまして、入学したばかりの1年生で、基本的な生活習慣が身についていない児童への対応が進んだということがあります。2番目に初めて大人数の集団の中で過ごすわけですけども、そうした適応ができずに、人間関係づくりがうまくできない児童への対応などもできたというふうに評価をされております。

 その他にも少人数指導というのはいろいろな形で行われているわけでありますが、複数の教員で生徒を指導していくというチーム・ティーチングも行われております。さらに学級を小さい集団に分けまして習熟度別であるとか課題別に指導を行うとか、あるいは中学校ですと、入学時に、生活や学習の変化になじめず不登校等になることを防ぐために非常勤講師を配置するなどいろいろな対応をしておりまして、こうした対応は、保護者の方、教育の現場からよい評価を受けていると教育委員会から聞いております。

 そういう状況が現状でございますが、まず、現政権における取組について後退しているのかどうかという問題、質問でありますが、現政権におかれては政府は、少人数学級の推進について、習熟度別指導等とあわせた効果を検証した上で、引き続き今後の教職員定数のあり方全般について検討するということでございまして、少人数学級の推進は、そういう習熟度別の指導等とあわせて検討していくという状況で、まだそこはどういうふうに進むか決まってないわけでございます。

 まあそういうふうにみているわけでございますが、それに関連しまして、県としても国に35人以下の少人数学級実現に声をあげるべきではないかという点につきましては、県としましても全国知事会を通じまして、学級編制の標準の改善や教職員定数改善計画の策定を要望しているという状況でございます。こうしたことが現状でありますが、島根において少人数学級の実現に向けさらに先に進むべきではないかということにつきましては、やはり全国の状況ですとかですね、全国にはすでに進んだところもあります。そうでないところもあります。また、県内の各方面の意見をよく聞きまして、教育委員会とも相談しながら考えていきたいというふうに思っているところでございます。この問題、いろいろ考慮すべき問題もございますのでよく検討してまいりたいというふうに考えているところであります。

 

 

(問)市民性教育について

1.市民性教育の取り組みについて、どのように考えているのか伺う。

 また、市民性教育について、どのように取り組んでいるのか伺う。

 

(答)教育長

1.それから大きな3点目でございます。市民性教育の取組についてであります。この市民性教育という言葉につきましては、現状では、明確な定義といったものはないようでありますが、この市民性教育が、社会の一員として周囲の人と積極的に関わりながら、よりよい社会の実現のために、主体的に行動する資質や能力、行動力などを育む教育であるととらえますと、こうした教育を進めていくことは、私どもも大変大切なことだというふうに思っております。

 こうした教育は、現在、各教科の学習や道徳、特別活動など、すべての教育活動を通して行われております。また、ご紹介のございました、島根のふるまい推進プロジェクトでは、体験活動などを通して、社会や地域に貢献しようとする意欲やコミュニケーション能力の向上に努めていくところであります。以上です。

 

 

 

 


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