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白石議員(民主県民)

 

(問)盲、ろう学校の寄宿舎について

1.盲、ろう学校の寄宿舎の在り方について所見を伺う。

2.小、中学部生は低学年から入舎すれば最長15年の寄宿舎生活となるが、長期生活する環境として寄宿舎の現状を、どう思うか伺う。

3.小規模な改修について、実施の可能性を伺う。

4.これからの特別支援学校の寄宿舎はどういう設計、仕様がいいのかを検討し、計画的に大規模・小規模の改修をすべきと思うが、考えを伺う。

 

(答)教育長

1.特別支援学校の寄宿舎については、現在、入所施設が近接している学校以外の8校に寄宿舎を設置しております。

 その目的は、遠距離通学などの通学の困難な児童生徒への支援の意味で寄宿舎を設けています。

 障がい種別に応じて、施設設備に違いがある。盲学校の寄宿舎では、点字ブロックや点字表示、手すり。ろう学校では、パトライトなどの施設整備を行っています。

 

2.盲ろう学校は、児童生徒数が減少してきており、建設当時は4人定員の舎室を、現在は1人で使用しています。

 施設・設備も建設から、かなり年数が経っており、それに伴って、経年変化をしてきているのも事実であります。

 一方で、耐震性の確保、避難訓練の実施など、安全安心を確保しているところであります。

 寄宿舎に配置している寄宿舎指導員は、個々の入舎生の障がいの状況や年齢に応じ、寄り添いながら指導することにより、子どもたちの生活環境づくりに配慮しているところでございます。

 

3.学校においては、厳しい財政事情のなか、それぞれ工夫しながら、必要な改修に努めてきており、学校側から寄宿舎の実情等を聞きながら、対応を検討してまいりたいと考えています。

 

4.特別支援学校については、現在、「生徒急増による校舎の狭隘化」、「校舎の老朽化」、「分教室の設置などの教育機会の確保」という視点も必要となってきており、県内全体で特別支援学校の計画的な整備を進めていますので、寄宿舎についても、全体の中で、検討してまいりたいと考えています。

 

 

(問)法教育について

1.現在、小、中、高校で、憲法は何時間、どのように取り上げられているか伺う。

2.図書館活用教育やディベートなど、児童生徒が自らの頭で考え、自分のものにできるような授業方法を、現在どの程度採り入れられているか伺う。

 

(答)教育長

1.現在、小学校では、第6学年の社会で、身近な暮らしと憲法を結びつけた学習が、5時間程度行われております。

 それから中学校では、第3学年の社会の公民的分野で憲法の3つの基本原理を中心にいたしまして、法の意義でありますとか、法に基づく政治について、16時間程度学ぶことになっています。

それから高校では、公民教科の「現代社会」と「公民」で20時間程度学ぶことになっています。

 

2.今お尋ねがございました、新しい学習指導要領でも議員がおっしゃったようなことが重要視されています。

 現在の社会科、あるいは法教育の分野で、いろいろな取組をしておりますが、特に法教育に関しましては、小学校では、身近な事例を取り上げて実際に調査をしたり、あるいは、調べたことをもとに話し合う、こういった学習が行われています。

 中学校では、具体的事例を資料として取り上げまして、議論などを通して考えが深まるような学習が行われております。

 高等学校でも、学校図書館の活用、あるいは資料を基にした討論、こういったことを行いまして、先ほどご質問にございました「自分で考えて、自分で課題を解決していく」そういう力をつけるための教育が行われていると認識しております。

 

 

 

 

 


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