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三島議員(無)

 

(問)県職員のコミュニケーション能力について

1.ビブリオバトルのような取組を運動として広げ、市民文化を醸成する事について、所見を伺う。

 

(答)教育長

1.ビブリオバトルのような取組を広げたらどうかというご質問でございます。

 このビブリオバトルでございますが、内容は発表の参加者が本を紹介をいたしまして、会場の参加者は発表者のうちのどの本が一番読みたくなったのか、投票いたしまして、投票数によって順位を決めるというもののようであります。

 一昨年から、大学生、大学院生によります全国大会が開催されたことから、大学を中心に広がりを見せているようでございます。

 県内でも昨年から、大学生を中心に高校生なども特別に参加をして実施をされております。

また、学園祭でこの活動を行っている高校もあるというふうに承知をいたしております。

 私もいろいろ話を聞きまして、このビブリオバトル、学生や生徒のプレゼンテーション力の向上、あるいは読書の普及などにとって大変面白い有効な手段ではないかなというふうに思っております。

 松江市内の学校図書館の司書の皆さんの研修会でも、こうした観点から勉強研究が始められたというふうに伺っております。

 またこのほか、生徒のコミュニケーション力の向上という観点からは、図書館を活用するなどして、特色ある取組を行っている高校もございます。今後、このビブリオバトルも含めまして、こうした様々な取組を県内の各高校に広げていくことが大切であるというふうに思っております。

そのためにどのように取り組んでいったらよいのか、司書の皆さん方の意見も聞きながら、今後取り組んでいきたいというふうに思っております。

 

(問)全国図書館大会の成果について

1.島根の取組を全国に発信する絶好の機会になったと思うが、開催した意義と成果について、所見を伺う。

 

(答)知事

1.次のご質問は、先般開催されました全国図書館大会の意義と成果についてどう考えるかということであります。

 今回の大会の参加者は延べ千四百人、県外からの参加者は約半分と、予想を大きく上回る参加者があり、全国に大きく島根の図書館活動をアピールできたのではないかというふうに思います。これが一つの感想であります。

 二番目は、参加者からは、学校図書館活用教育など島根の取組につきまして、大変参考になったという評価をいただいたと聞いておりますが、そうした意義もあったのではないかと思います。

 第三に、今大会は、県内の公共図書館、市町村立図書館や小中高大学などの学校図書館の関係者が運営に関わることによって、それらの方々の間で、あるいは図書館の間で、連携が深まったという副次的な効果もあったというふうに聞いております。

 今後とも公共図書館と学校図書館などがさらに連携し、島根における読書活動の推進、学校図書館活用教育の充実に取り組んでいくことが重要だというふうに考えております。

 

2.全国大会での先進事例を踏まえて、どのような課題が見えてきたのか、伺う。

 

(答)教育長

2.全国図書館大会におきます先進事例を踏まえて、どのような課題が見えてきたのかというご質問でございます。

 この大会では、十二の分科会で七十七の様々な参考となる事例発表、講演が行われ、熱心な意見交換が行われたところであります。

 参加をいたしました県内の図書館関係者の方から話を聞きますと、特に印象に残った事例発表として、一つはビジネス支援など課題解決型の図書館サービス、それから、地域資料の保存と活用、それからこれは県内積極的にやっておりますが、子ども読書の普及、そういった事例について大変参考になる発表であったという話を聞いております。

 そういった中で、本県の課題でありますが、これも話を聞く中で、例えば県民の課題解決を支援するサービスを充実するという観点からは、職員のスキルアップでありますとか、図書資料の充実、それから大学図書館、専門図書館との連携、こういったことをさらに努める必要があるということ。

 それから、二つ目の郷土資料の保存、利用と保存ですが、この保存と利用のために、デジタル化あるいはマイクロフィルム化こういったことをさらに進めて行く必要があるということ。

 それから、子どもの読書活動でありますが、子どもの生きる力を育むための図書の選書、これを行う司書のスキルアップを図るということ。

 それから、読み聞かせの指導をするボランティア、こういった方を養成をしていくあるいは活用していく、こういった取組がさらに必要ではないかというふうなお話がございました。引き続き学校図書館や公共図書館が互いに連携を図りながら、県民全体への図書館サービスの提供が充実するように取り組んで参ります。以上です。

 

3.今回の大会を、今後の文化興隆や県勢発展にどう生かしていくのか、決意を伺う。

 

(答)知事

3.今回の大会を、今後の文化興隆等にどう生かしていくのかというご質問であります。

 先ほど申し上げましたが、大会を通じまして、図書館司書等関係者にとっても図書館の役割を再認識されたというふうにお聞きをしているわけでありまして、今大会を契機といたしまして、図書館は教育、文化、産業振興などすべての人々の知的活動の基礎となる読書や情報収集活動を支援する施設、いわばこの知の拠点としてですね、文化振興、県勢の発展に繋がるよう、さらに努力をしていかなければならないというふうに思うところであります。

 

 

 

 


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