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池田議員(自民)

 

(問)教員の採用について

1.地域採用枠の取組を今後も継続し、地域に根差した教員を多く配置することを期待するが、所見を伺う。

2.教える技術や人格が優れ、熱意を持った講師を多く採用すべきと考えるが、所見を伺う。

 

(答)教育長

1.私から二点お答えいたします。一点目が地域限定採用枠の継続について、ご質問に答えます。石見・隠岐地域に勤務する教員を確保するために、平成十一年度の教員採用試験から、勤務地域を石見・隠岐地域に限定をした採用枠を設けたところでございます。

 この枠によりまして、これまでに小学校・中学校の教員として石見地域で二百十八人、隠岐地域で四十二人の採用を行ったところでございます。

 その結果もございます。その効果もございましたが、石見・隠岐地域におきます教員総数に対しその地域を生活の本拠とする教員の割合、これはともに約八十%、というふうになっております。ちなみに、この地域限定採用枠を実施する前の平成十年、約七十%、でございましたので、この間、約十ポイント上がったということでございます。この採用枠を実施した効果であろうというふうに思っております。

 このため、今後も地域に根ざした教育やふるさと教育の推進を図るために、この地域限定採用枠を継続いたしまして、石見・隠岐地域を生活の拠点とし、長期間その地域で勤務する教員の確保に努めていきたいというふうに思っております。

 

2.もう一点のご質問でございます。講師の採用についてのご質問でございます。教員採用試験でございますが、県内の採用試験の状況、合格者の状況を見ますと、毎年、合格者の約七割が講師等の教職経験者というふうになっております。

 これは、教員採用試験におきましては、直接講師等の経験の有無を考慮はしておりませんが、筆記試験や面接試験はもとより、模擬授業や実技試験におきましても、学校現場での講師経験が活かされているからというふうに考えております。

 ただ、私どもといたしましても、学校現場で経験を積んだ優秀な講師には、より多くの者に正規の教員として島根の教育を担ってほしいというふうに思っております。今後こうした観点から、他県の状況も調べながら、この試験の方法について工夫ができないのか、検討して参りたいというふうに思っております。以上でございます。

 

 

 


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