（問）「職員基本条例」及び「教育基本条例」について

１．大阪維新の会の「教育基本条例案」について、所感を伺う。

（答）知事

１．これと同様に、教育基本条例案についても御質問がありました。

　これにつきましても議員が御紹介になっておりますけども、教育基本法において政治的中立性の確保が必要だと規定をされておりますけども、この条例案について、市長に権限が集中し、教育の政治的中立性を損なうおそれはないのかといったような意見もあるところであります。私どもとしては、大阪におきます条例案の審議などもよく注視をしていきたいと考えておるところでございます。

（答）教育委員長

１．大阪維新の会の教育基本条例案についてのお尋ねにお答えをいたします。

　全文を詳しく読んだわけではございませんが、主な内容については承知をしたつもりでございます。教育委員会は、政治的中立と安定性を確保するために設置されていると認識していますが、今回の条例案は、そのこととどのように整合性が図られるのかを見守っているところでございます。また、条例案では、将来的に校長すべてを公募することとされていますが、これを島根県に当てはめた場合、本気で、しかも自分の身を削るようにして力を尽くしている教員のやる気をそぐことになるのではないかと思います。さらに、管理・経営能力を第一に考え、効率化のみを追い求めるということは、言い方を変えれば血の通わない、ぬくもりを感じない、切って捨てるような教育になりかねないのではないかなと思います。内容につきましては一部共感できる部分もございますが、特定の政治的主張に教育が従うことにならないよう、配慮が必要であると思います。以上でございます。