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岩田議員(民主県民)

 

(問)ふるまい向上プロジェクトについて

1.ふるまい向上を県民が認知しているか伺う。

2.ふるまい向上を県民運動にしていくため、神話博に取組を入れてはどうか、所見を伺う。

3.ふるまい向上を県民に浸透させるためのシンボリックな取組について所見を伺う。

 

(答)教育長

1.ふるまい向上運動が、県民に認知されているのかどうかということについてでございます。

 このふるまい向上プロジェクトでございますが、ご紹介いただきましたように昨年度から健康福祉部、あるいは警察本部等と連携いたしまして取り組んでいるものでございます。現在まで、学校などの教員関係者の間ではかなり取組が進んだというふうに思っておりますが、地域への浸透でございますが、まだ不十分ではございますが、様々な形で浸透しつつあるなというふうに感じているところであります。

 たとえて言いますと、たとえば公民館の方では各地域と公民館でいろんな活動をしていただいております。地域全体であいさつをするとか、あるいは公民館のはきものをそろえるとか、そういった独自の取組をしておられる公民館もございます。

 それからPTA。これは学校との連動でございますが、地域でのあいさつ運動等、地域の住民の方を巻き込んだ取組もしていらっしゃいます。それから先ほど申しあげました学校と公民館。これも子どもたちと一緒になっていろんな取組をするというようなことがございます。それから新聞の投書でも、こういったふるまい向上運動は大変いいことだという激励をいただいていることありまして、喜んでいるところであります。

 そういった形で、様々な形で地域でも姿が見えてきたなというふうに思っておりますが、ご指摘の通り、一般県民全体に周知はどうかといいますと、まだまだ十分ではないと認識いたしております。

 このため今年でございますが、この運動も二年目でありますが、より一層県民にこの運動の趣旨を理解をしていただくということから、県内5地区に市町村主体で協議会を作っていただきまして、そこを拠点として各地区で県民一人一人にこのふるまい向上運動の理念が浸透していくような取組を、今すすめていただいているという状況でございます。

 

2.それから二点目でございます。

 神話博を契機にこのふるまい向上の運動をもっと盛んにしたらどうか、というご質問でございます。

 お尋ねによる神話博は、県民の方々にふるまい向上の取組として、さらに浸透をさせていく絶好の機会であると私も思っております。

 このため現在計画しておりますのが、県内外で実施をされます神話博に伴います企画展等におきまして、高校生が参加をいたしまして、おもてなしの心をもって、たとえば神楽などを演ずると、そういったことで神話博を全国にPRするという取組を計画しております。

 また、神話博を訪れる県外からの方々を、この「しまねのふるまい」ということで先ほどご紹介いただきました礼儀・作法、思いやり、こういう心でもって県外の方をお迎えするということで、島根のPRにもいっしょになりたいなというふうに思っております。

 さらに、この神話博を機といたしまして、公共交通機関あるいは観光施設などと連携をいたしまして、現在学校や公民館などが日頃取り組んでおりますふるまいの向上の実践活動を、ポスターなどで紹介したいというふうに思っております。こういったことで来県された方々に、島根のこの運動の取組を発信していきたいというふうに思っております。

 

3.それから三件目でございます。今後のふるまい向上の取組についてご提案をいただきました。

 このふるまい向上は、もともとこの運動を考えましたのが、現代の子どもたちが、例えばコミュニケーション能力が不足しているとか、いわゆる一般にキレるなんてことがございますが、そうした状況あるいは集中力、忍耐力が不足している、こういったことが、いわゆるふるまい、礼儀とか作法とかルールとか思いやりとか、こういったものが不足しているところから来ているんではないかということ、それから、これは子どもだけの問題ではなくて、社会全体の問題でもあるなというところから、ふるまい向上運動の取り組みを始めたところであります。

 したがいまして、最初は教育を預かる私どもの立場といたしまして、小中学校の子どもたち、あるいは小中学校へ入るまでの乳幼児、こういった子どもたちをターゲットにして重点的に、今、申し上げたふるまいの向上、しつけをしていこうという発想で始めたものでございます。したがいましてそういった取組を最初は、重点的に取り組んだところでございます。併せまして乳幼児の親御さん子育て支援でございますが、その関連でも支援をして子どものしつけの一助になるという取組をいたしたところであります。

 そこから始まりまして、先程申し上げました公民館、あるいはPTA、地域家庭にも運動を広げていって最終的には県民運動としてこの取組ができたらという風に思っているところであります。

 したがいまして、今運動の途中でございましてまだまだ不十分というのはあろうかと思いますが、そういうことでご理解いただきたいと思います。

 議員からいろいろな取り組みのご提案をいただきました。

 様々な立場の方に参加をいただいております、島根県のふるまい向上推進協議会というのを設けております。ここでいろんな議論をしておりますので、こちらの方でご提案の趣旨も含めましてさらに効果的な取組、どういった取組があるのか、さらに検討を深めていきたいと思います。その際、ご提案の趣旨を十分に踏まえて検討していきたいと思います。以上でございます。

 

 

 

 


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