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藤間議員(自民)

 

(問)小規模高校の図書館教育について

1.県西部及び中山間・離島地域の小規模高校における図書館教育の充実について、所見を伺う。

 

(答)知事

1.次に、高校の図書館教育についてご質問がございました。過去二月議会、六月議会、今回と何回かお話をお聞きし、私からもお答えをしているわけでございますが、現在、ボランティアの方々を含めまして、ほぼすべての小中学校に司書などが配置をされて、子どもたちの図書館利用が進み、読書も進み、授業での調べ学習も活発に行うようになっておるということをよくお聞きをしております。

 今後は、その小中学校で実現をし、振興している成果を高校にも活かし、小中学校で身につけた力を高校でさらに深めるように図書館教育を行っていくことは重要な課題だと考えております。

 高校の図書館では、読書活動に加えまして、生徒自身が、自分の将来はどういう道に進むべきであるかとか、そのために進路はどういうふうなところを目指すべきかとか、世の中で起こっていることに広い関心を持つ、そういった意味で、小中学校とは違う図書館の利用があるわけでございまして、そういう意味で若い世代を島根で育てていくことは、我々の大きな課題でございます。そういう意味におきまして努力をしてまいりたいと思うわけでございます。

 議員がお触れになりましたけれども、高校では、十二学級以上の学校に司書を配置している結果、十二学級に満たない小規模校では学校司書が未配置であるところが非常に多いということを私も承知をして、そういう問題と県の対策の一致をどう考えるということを考えてまいりました。

 小規模校では、以前議会の場でも申し上げてまいりましたけれども、やはり地域の発展と高校の存在がいろいろな面で関わり合っておりまして、そういう意味におきまして、中山間地域・離島地域における高校の活動を活発化するということは、広い視点で考える必要があると思います。

 そこで、各高等学校の図書館の実情を調査してきたわけでございますが、教育委員会の報告では、こういう課題があるようです。

 例えば、小規模校では図書資料が古い、あるいは整理が不十分で、生徒の学習に十分に役立っていない、改善すべき余地があるということ。

 学校司書が置かれているところと比べると、生徒への貸出冊数が低位である、伸び悩んでいるという報告を受けております。

 従いまして、私どもとしては、高校図書館の役割、課題を抱える地域の高等学校の図書館の現状を踏まえまして、その充実に向け、司書配置を含めさらに具体的に検討していきたいと考えております。

 

 

 

 


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