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須山議員(民主県民)

 

(問)水産高校の教職員の確保について

1.県内の水産高校の教職員の確保の状況について伺う。

2.「水産」または「商船」の教員免許状を持つ者が全国的に少ないと聞くが実態について伺う。

3.今年度、「水産」の採用試験は実施されたが、採用が無かった原因の分析について伺う。また、その対応策について伺う。

4.授業に支障をきたさないためにも、随時「水産」の教員や実習教員の採用試験の実施が必要と思うが所見を伺う。

 

(答)教育長

1.浜田と隠岐両水産高校の現在の教育職員の状況でありますが、教員と実習助手に分けてお答えいたします。

 まず両校に勤務しております教員の内、水産関連の専門の教員は、三十名両校でおります。内六名が期限付き講師でございます。それから、実習助手でございますが、両校で九名おります。、内二名が、期限付き職員でございます。

最近の採用状況でございます。この五年間を見てみますと、教諭につきましては、平成十九年度に一名、それから今年度一名採用をいたしました。この間実習助手を一名教諭に昇任させております。従いまして、教諭はこの五年間で三名確保したという状況でございます。実習助手につきましては、昨年度に一名採用しております。

 

2.先ほど水産関連の専門の教員と申し上げましたが、これが「水産」と「商船」の二種類の免許のどちらかを有している者でございます。

 

3.今年度、来年度採用の水産の教員採用試験を実施いたしましたが、結果的に採用ございませんでした。これは、志願者が極めて少なかったためであります。

 水産教員の志願者が少ない原因といたしまして、全国的に水産関係の免許所有者が少ないことが一つと、それから免許を持っている者も就職先で船員になると、船員の収入が教員の収入より一般的に高いことなどが考えらます。対応策でございますが、来年度は、採用はございませんでしたが、来年度につきましては、現在の実習助手の中から教諭に昇任させることとしております。

 今後こういう状況続きますので、今県でもいろいろな制度を構えております。教員免許がなくても一定の経験を積めば教員の仕事ができるという採用区分を設けております。また、個別の大学訪問、あるいは、水産高校を卒業した後、一定の経験を積めば「商船」の免許状が取得できるという制度もございます。従いまして、県内の水産高校の専攻科をを卒業した者に情報提供をして、県の教員になるよう勧誘しているところでございます。

 このような方法で今後とも教育職員の確保に努めたいと考えております。

 

4.水産高校の教育職員の採用に当たりましては、毎年度行って、採用に努めてきたところであります。本年度はたまたま来年度合格する者がいなかったという状況でございます。

 基本的には、先ほど申し上げましたように募集者の募集を募るためにいろいろな努力をして参りたいと考えておりますが、その上で現在、教員の採用試験は年一回行っておりますが、今後の採用試験の応募状況を再度見まして、議員ご提案ございましたようなことも必要があれば臨時の試験実施ということで考えてみたい考えております。

 

 

 

 


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