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遠藤議員

(問)移住・定住外国人について

1.公立高校の入試特別措置の滞在年数、試験問題へのルビふりなど見直しが必要と考えるが、所見を伺う。

 

(答)教育長

1.日本語指導が必要な生徒に対する高校入試の特別措置についてのご質問にお答えをいたします。

 高校入試における特別措置については、受検生及び中学校からの申請に基づき、受検先となる高校と教育委員会とで協議して対応することとしております。

 議員ご指摘のとおり、日本語指導が必要な生徒が増えてきている実態を踏まえ、高校入試における特別措置のあり方については、中学校や高校の校長先生方と意見交換をしながら、その内容の見直しについて検討しております。

 具体的には、まず特別措置の対象者について、これまでは入国後3年以内の生徒を対象としておりましたが、教科の学習に必要なレベルの言語能力を習得するには、少なくとも5年は必要であるという学術的知見などを踏まえ、この「3年以内」を延長する方向で検討しております。

 また、特別措置において具体的に配慮する内容について、議員から例えば試験問題へのルビ振りというようなご提案もございましたが、入試問題での配慮は、高校入学後の教育活動全般での配慮が引き続き可能かどうかという観点から、高校側の対応の可能性を個別に検討する必要があります。

 例えば、これまでの特別措置の具体例として、視覚障がいのある受検生に対し拡大文字による入試問題を提供した例がありますが、この場合には入学後も高校側ですべての教材を拡大文字にして提供するという配慮を継続いたしました。

 入試問題のルビ振りなどにつきましても同様の観点、すなわち入学後に同じ対応を継続できるかどうかという観点から、高校と教育委員会との間で十分協議し、その受検生にとってどのような学びの場がふさわしいのか、全日制だけでなく定時制・通信制も含めて幅広い可能性の中から適切に判断することが大切であると、このように考えております。以上でございます。

 


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