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加藤議員

(問)省資源、循環型社会の推進について

1.県立高校の学園祭等でもっとリユース食器を使用し、環境への取組を学習することを推奨してはどうかと思うが、学校への働きかけの現状と今後の取組を伺う。

2.公民館活動をはじめとする社会教育分野においても、リユース食器の使用の推奨などの環境教育に取組むことは大切だと考えるが、今後の取組について伺う。

 

(答)教育長

1.県立高校においてリユース食器を利用した例を調べたましたところ、学園祭や農業祭における模擬店などでの利用が6校で行われておりました。

 こうした高校の中には、事後指導としてリユース食器についての調べ学習を行い、利用することの意義だけでなく、循環型社会について理解を深める取組を行っている学校もありました。学校現場で利用することは、次世代を担う生徒が、主体的に環境問題について考える機会として有効な取組だと考えます。

 このような取組を、多くの学校で行ってもらうため、まず県立学校の校長会での説明のほか、学校現場で直接指導する機会の多い家庭科教員の研究会で説明を行っているところであります。

 家庭科教員の呼び掛けで実際にリユース食器の利用に至ったという事例も聞いております。従いまして、目的や意義に加えましてリユース食器を利用する具体的な仕組みなどについても教員の理解が進むよう、今後とも促してまいります。

 

2.公民館や社会教育団体では、日々様々な学習活動・実践活動に取り組んでおられ、環境問題に関するものも多く取り上げられております。

 例えば、昨年度、県内の319の公民館等のうち69館、これは率にすると22%に相当しますが、69館において「環境問題・エネルギー問題」を題材とした主催講座が開催されておりました。

 また、島根県連合婦人会では、その基本方針のひとつに「地球温暖化防止対策の実践」を掲げ学習活動・実践活動を推進しておられます。現在、県内に79ある地域婦人会の全てで、「楽しみながら実践できる省エネ活動」の実践が行われているというふうに聞いております。

 今後もこうした活動を通して、地域の方々の環境問題に対する関心と実践に向けた意欲が高まっていくよう、社会教育の分野における積極的な取組に大いに期待するところであります。

 


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