• 背景色 
  • 文字サイズ 

角議員

(問)通常学級における特別支援教育の充実について
1.県内の小中学校におけるICT機器などの導入状況、ICT機器活用のための人材育成に対する県の取り組み状況を伺う。
2.にこにこサポートなどの非常勤講師の配置状況を伺う。
3.非常勤講師や支援員などの人的支援を増員する考えはないか伺う。
4.教員数の加配、支援等にあたる講師等の拡充、ICT機器活用促進のための人材育成など、小中学校の通常の学級における特別支援教育に関わる予算措置など財政支援について、所見を伺う。

 

(答)教育長
1.県内の小中学校では、教材を拡大表示するプロジェクターや実物投影機、これはほとんどの学校にあり、授業などで活用されています。
また、電子黒板とタブレットの小中学校の所有率は、電子黒板が61%、タブレットが31%であり、タブレットについては、導入実績が増えてきております。
ICT機器活用のための人材育成については、教育センターにおいて、研修や学校への講師派遣による出前講座などを実施しております。

 

2.通常の学級に在籍する発達障がいなどの児童への支援のため、小学校100校に100名の、にこにこサポートティーチャーを配置しております。
加えて、人数の多い特別支援学級に対し、小中学校10校に10名を配置しております。
そのほか、児童生徒の生活・学習両面の支援策として、小学校1・2年生へのサポートとして37名、いわゆる中1ギャップの対象として36名、不登校傾向の中学生を支援するため30名の非常勤講師を継続して配置しております。

 

3.先ほどの特別支援教育支援員ですけども、これは、小学校では251名、中学校では155名が配置されていて、ほとんどの市町村が、特別教育支援員を雇用している状況にあります。
非常勤講師の増員のことですけれども、平成15年度に、50名でスタートした「にこにこサポート事業」は、特別な支援が必要な児童の増加や、事業の有効性などを考慮して、必要に応じて増員を行ってきました。
なお、配置校については、それぞれの市町村教育委員会と相談しながら決定してきており、今後も、市町村教育委員会との連携を十分に図りながら検討してまいります。
今後の増員については、これまで実施してきた、多様な教育課題に対応する、先ほど申し上げましたような様々な非常勤講師の配置事業の中で、総合的に検討したいと考えております。

 

(答)知事
4.県内の小中学校の通常の学級に、特別な支援が必要と思われる児童生徒が、相当数在籍していることは私もよく承知をしておりますし、実際の現場を視察に行って、様子をお伺いをしたりしたこともございますが、小中学校の通常学級における特別支援教育の充実は、重要だというふうに思っております。
この充実につきましては、先ほど教育長がお話ししましたように教育委員会におきまして総合的に検討しておりますから、その様子もよくお聞きをしながら、県としての対応を考えていきたいというふうに思います。
また、この小中学校の通常学級に対する教員数の増員につきましては、一昨年議会の要請も受けまして、県独自の予算措置により、少人数学級編制の年次進行を今、実施中でございます。
こういうことも併せ考えながら、国に対しましても、やはり義務教育につきましては国が大きな役割を演じておりますから、人的支援の拡大につきまして、様々な機会を通じまして要望して参りたいというふうに思っています。


お問い合わせ先

島根県教育委員会

〒690-8502 島根県松江市殿町1番地(県庁分庁舎)
島根県教育庁総務課
TEL 0852-22-5403
FAX 0852-22-5400
kyousou@pref.shimane.lg.jp