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浅野議員(自民)

(問)教育力向上について

1.学力調査の結果を公表するのではなく、指導力が劣る先生に対し、特別研修を行い指導力を高めることを希望するが、所見を伺う。

2.島根県はほとんどが柔道に集中し、剣道は安来、隠岐などの数校だと聞いているが、この実態と防具助成等今後の対応について伺う。

3.しまね特別支援教育推進プランにおいて、知的障がい特別支援学校高等部に職業コース制の導入を検討するとあるが、取り組み状況を伺う。

(答)教育長

1.3点についてお答えします。1点目は、学力調査の結果を活用した教員の指導力向上についてであります。現在策定中の第2期しまね教育ビジョン21において、教員の指導力向上のための指導と研修を抜本的に見直すこととしています。

 具体的には、今年度から新たに教育センター等で行う研修の効果を検証し、その成果を効果的に普及させること、授業研究に基づき校内研修を活性化すること、そして、学力調査結果の分析を活かした授業改善や指導力向上に向けての研修を実施すること、こういうことをすることとしております。

 これらの研修によりまして、各校において個々の教員の指導力を向上させ、授業改善を図ることとしています。

2.平成24年度から必修化となった中学校の武道授業は、主に柔道・剣道・相撲の中から1種目を選択して実施しますが、以前からその地域や学校で盛んに行われている、例えば、弓道・空手道などの武道についても実施できることになっております。

 今年度の県内における武道授業種目は、柔道が88校、剣道は奥出雲町・邑南町・美郷町などで14校が実施しており、その他では、広瀬中学校で少林寺拳法、出雲北陵中学校でなぎなたを実施しています。

 武道の種目選択は各中学校の方に任せられており、それに伴う防具等の備品整備については、武道が必修化される前に地方交付税措置がなされておりまして、各市町村教育委員会でそれを利用して整備されております。

 今後とも、各中学校・市町村教育委員会の意向を踏まえ、教員の指導力の向上を図る研修会の実施や、要望のある学校には地域指導者の派遣を行い、より安全で充実した武道授業の支援をしてまいります。

3.生徒個々の適性や能力に応じて、そのニーズに合った職業教育の充実を図るため、知的障がい特別支援学校高等部にコース制を導入することとしています。

 木工や園芸など、障がいの実態に応じた基礎的な職業教育を行う「総合コース」と、より専門的な職業教育を行い、一般就労を目指す「職業コース」を設ける予定です。

 具体的な例としましては、松江養護学校では、乃木校舎において、実際に食堂を運営して、調理作業や接客サービスを学ぶ「食堂サービス班」、窓や床の清掃や自動車の洗車などの技術を学ぶ「清掃サービス班」等の作業班を設定し、コース制への円滑なスタートに向けて準備している状況です。

 今後、各校の状況に応じて、順次、コース制の導入を進めてまいります。

(問)食農甲子園等の誘致について

1.全国の農業関係高校の参加による甲子園を他県に先駆けて実施する取り組みの体制を作っていただきたいが、所見を伺う。

(答)知事

1.高校生による食農甲子園等の誘致についてのご質問にお答えをいたします。

 ご提案のような大会を島根で開催することは、農業の振興や島根の対外的なPRにつながり、意義あることだと思います。

 実施にあたりましては、食に関する大会は他でも多く開催されておりますので、内容でありますとか、方法でありますとか、あるいは大会の名称などについてもよく検討する必要がありますので、大会開催に向け、教育委員会や農林水産部、商工労働部など、関係部局でチームを作って、また、農業団体の方々などともよく相談して、検討していきたいというふうに考えております。

(再質問)高校生の食農甲子園について、検討と言われたが、検討した結果、できないということがあるが、実施するかどうか、所見を伺う。

(答)知事

 検討という言葉をいくつか使ったかもしれませんけれども、これはやろうという意思の表明でございますので、ご了解をお願いを申し上げます。


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島根県教育委員会

〒690-8502 島根県松江市殿町1番地(県庁分庁舎)
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