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園山議員(自民)

 

(問)情報発信について

1.9月9日、10日で、古代歴史文化賞のニュースが電波、活字でどの程度取り上げられたのか伺う。また、今後の広報についてどのような視点で取り組むのか伺う。

2.古代歴史文化賞のめざすところを伺う。

 また、今後いかなる取組を考えているのか伺う。

 

(答)教育長

1.2.「古代歴史文化賞」につきましては、9月9日選定委員会で受賞作を決定し、都出比呂志氏の「古代国家はいつ成立したか」が古代歴史文化賞に選ばれ、この事業を共同で実施している4県の地域賞4賞の計5作品が選出されました。

 これのニュースでの取り上げですが、テレビでは、NHK全国ニュースで放映、ローカルニュースは3件放映されました。新聞では、全国紙4紙で、全国社会面で取り上げられており、地方紙4紙で記事掲載されております。その他、地方新聞社37社がインターネット配信しております。これが、9月9日、10日のニュースでの取り上げ状況です。

 次に、今後の取組についてですが、この賞について、今後一層県内外、あらゆる世代の多くの方々に知ってもらうことが必要ですが、そのため、観光部局と連携をしながら11月17日に東京で表彰記念事業を開催しますし、12月には県内でも開催します。

 その他、全国紙、雑誌等定期刊行物等への文化欄への記事掲載をお願いしておりますし、書店でのフェア開催も、東京の紀伊國屋書店他、大阪、島根でのブックフェアを開催する予定にしております。

 なお、賞を決定する選定委員会の日程についての指摘がありましたが、オリンピックの開催地決定や、隠岐ジオパークなどビッグニュースと重なり、日程等への配慮が不十分であったと反省しております。

 次に、古代歴史文化賞の目指すところについてでありますが、近年、国民の間で日本という国家がどのようにして出来たのかといった関心が高まり、古代や神話関係の本が数多く出版されるようになりました。また、昨年の古事記編さん1300年にあわせた行事や、今年の出雲大社の遷宮などにより盛り上がった国民の古代や神話への関心の高まり、何よりも島根への関心の高まりを継続していく必要があります。そこで、古代歴史文化に関連の深い三重県、奈良県、宮崎県と共同で学術的基盤に立ちながら分かりやすく書かれた本を表彰する「古代歴史文化賞」を創設しましたが、この賞により、古代文化への関心が更に高まり、豊かな歴史文化に恵まれた島根にも興味、関心を持つ方々が増えることを期待しているところです。

 次に、賞の権威付けのために、社会的評価を高めていく必要があります。そのためには、何よりも多くの方々にこの賞を知ってもらい、受賞作を読んでいただき、その良さを認識してもらうということが大切と思っていますが、そのためには、幅広いメディアへの働きかけや、観光キャンペーンなどの事業とも連携した取組、PRを進めていく必要があります。

 また、できる限り多くの本が審査の対象として推薦され、この賞に相応しい本が選定されるよう、推薦・選定のやり方について各方面の意見も聞きながら、工夫・検討を重ねていきたいと思っています。また初回でもあり、不都合な点もあったことから、このことを踏まえ、専門家の意見も聞きながら、広く国民に応援していただけるような賞に発展させるよう取り組んで参ります。

 

 

 

 


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