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園山議員(自民)

 

(問)子育て支援について

1.本年十一月一日現在の県内の幼稚園の入園状況について伺う。

2.県内の幼稚園における時間外保育や長期休業中の保育の状況について伺う。

3.国では平成二十五年度から子ども子育て新システムを実施するとしているが、モデル事業として三歳以上児を幼稚園で預かるなど、県で制度の先取りを検討してはどうか伺う。

 

(答)教育長

1.今島根県におきましては、国公立の幼稚園が九十五園、それから私立の幼稚園が十四園、設置をされております。それぞれの十一月一日現在におきます定員と在園児数でございますが、国公立幼稚園で定員が一万四百六十五名に対しまして在園児が四千百四十一名、充足率は四十%でございます。それから私立の幼稚園ですが、定員が千七百四十名に対しまして六百六十名の在園ということで、充足率は三十八%でございます。合計で充足率三十九%というふうな状況でございます。

 

2.幼稚園を設置しております市や町などに聞き取りをいたしました。時間外保育でございますが、二通りあります。一つは、通常の保育時間を挟みまして、おおむね朝七時ないし八時から夕方の六時ごろまでを通して行う時間外保育、それからもう一つが、もう少し短い時間、一時的に預かるといった時間外保育ございますが、この二つをあわせまして何らかの時間外保育を実施しているのが、県内の国公立幼稚園のうち六十園、全体の六十三%でございます。それから私立の幼稚園につきましては、すべての園でこの時間外保育を実施をいたしております。

 それからもう一点、長期休業期間中の保育でございますが、国公立幼稚園では四十二園、全体の約四十四%でございます。ここで時間外保育が実施をされております。それから私立の幼稚園につきましては、いずれも長期休業期間中の時間外保育が実施をされておるという状況でございます。

 

3.議員御指摘のとおり、待機児童の解消のために、幼稚園で預かり保育を充実していくということは大切なことだというふうに思っております。先ほども申し上げましたが、現在かなりの幼稚園で時間外保育の制度は設けられておりますが、その利用状況が十分ではないという状況にあります。いろいろ聞きましたが、この要因といたしましては、三歳児までに保育所に入所している園児、これが三歳になったときに、やはりなれもありまして、引き続いて同じ保育所で預かってもらうということがあるようでございます。

 ただ、これ以外に、幼稚園の預かり保育におきましても、例えば朝の預かり時間、あるいは給食、それから夏期休業への対応、こういったことで課題があるというふうに聞いております。私どもといたしましても、待機児童の解消、これは子育て支援の重要な課題であるというふうに認識をいたしております。今後、幼稚園の設置者であります市や町などから保育の実態について話を聞きながら、先ほどございました国の新システム、これも今中間報告が出たところでございます。こういった動向も踏まえながら、健康福祉部とも一緒になりまして、どういう方法がいいのか検討をして対応してまいりたいというふうに思います。

 

 

 

 


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