加藤議員(自民)
(問)養護学校高等部の卒業生について
1.養護学校高等部の卒業生の就労率アップのための課題や今後の取組について伺う。
(答)教育長
1.就労率アップのための課題や今後の取り組みについてであります。
知的障害者を対象とする特別支援学校の高等部卒業予定者が、昨年度より22%増加している中で、昨年度を上回る一般就労見込率となったことは、各校が実習先の確保に努め、産業現場等における実習を重視してきた成果であると認識しております。
今後の課題と取り組みについてですが、生徒の障害の状況が多様化しており、一人一人の生徒の力に応じた職業教育が必要となっております。
そこで、早期から職業教育を積み重ねていくため、小・中学校段階から系統的に指導することが大切であると考えております。
また、生徒数の増加に伴い、実習先の拡大が必要となっております。
先般、ある県内の企業経営者から伺ったお話ですが、障害者を雇用し、ともに働くことによりまして、その企業の職場に優しさや思いやりが増えたそうであります。そのことが、お客様に対するサービスアップ、ひいては企業のイメージアップにつながったというお話でありまして、大変感銘を受けたところでございます。
こういったこともセールス・ポイントにいたしまして、従来の製造業に加え、福祉や流通・サービスといった新たな職種の開拓や、そうした新たな職種の企業への理解啓発に努めることとしております。
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