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池田議員(無)

 

(問)専門高校における人材育成について

1.県として特区を作ってでも専門高校の授業内容を変更するなど本気で取り組む考えはあるか伺う。

 

(答)教育長

1.専門高校における人材育成についてお答えします。

 地域産業を支える人材育成には、専門高校と地域産業との連携を強化するとともに、より実践的な教育を行う必要があります。

 本県の専門高校においては、学校の創意工夫を生かした「学校設定科目」を設けたり、生徒が一定の資格を取得した場合、それを単位として認定したりするなど、他県の特区と同様な教育活動を展開しております。

 例えば、出雲農林高校においては「起業実践」を行い、直売所を経営する学習に取組んでおります。

 また、矢上高校では、ゼオライトを活用した「おいしい焼き芋装置」の開発と焼き芋原料を地域一体となって栽培する取り組み、益田翔陽高校では、植物バイオテクノロジー技術を活用した胡蝶蘭等の栽培、松江商業高校では、ネットショップ「だんだんドットコム」の開設、出雲商業高校では、「出商デパート」の開催、隠岐水産高校では、マグロの缶詰やイカの一夜干し等の生産実習に取組んでおります。

 また、工業高校においても、生徒の能力に応じて資格を取得させるカリキュラム編成を行い、「電気主任技術者」や「基本情報技術者」等の高度な資格を取得しています。

 しかしながら、決して現状が満足すべき状況にあるとは申せません。

 江津市において、スタートいたしておりますが、山形県長井工業高校の例にみられますように、地域企業とのより密接な養成と受け入れが必要であります。

 また、産業界から、求める人材の質と量について具体的に掘り下げたリクエストを受け、それをもとにした科目の設置が必要だと考えます。ただいま検討中の高校再編もこのような考え方に立って進めていきたいと考えております。

 

 

 

 


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