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多文化共生の推進 

 外国人住民に対して、必要な情報の多言語化や相談体制の整備をはじめ、教育・子育てや、医療・福祉、防災など生活全般や定住にかかる支援を行い、外国人住民と日本人住民との相互理解を推進することで、多文化が共生する地域づくりを進めます。

 

1.現状

(1)県内の外国人住民数の推移

 県内の外国人住民数は、平成20年のリーマンショック以降減少していましたが、経済回復に伴って、平成26年以降は増加傾向にあり、令和6年1月1日現在では9,585人となっています。

 

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(注1)島根県は文化国際課調べ。令和4年度までは12月末、令和5年度からは1月1日の数値。

(注2)平成23年(2011年)以前の数値は外国人登録者数。

(注3)全国は法務省の在留外国人統計を引用。

 

(2)主な国籍(出身地域)別の外国人住民数の推移

 県内の外国人住民数では、ブラジルが最も多く、全体の約3割を占めています。

 また、近年ベトナムも増加し、令和元年には中国を上回り、ブラジルに次いで2番目に多くなっています。

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(注1)島根県文化国際課調べ。令和4年度までは12月末、令和5年度からは1月1日の数値。

(注2)平成23年(2011年)以前の数値は外国人登録者数。

 

 外国人住民人口の推移:PDFファイル

 

(3)国籍・地域別、市町村別の外国人住民人口

 県内には約70か国(地域)出身の外国人が居住しています。

 また、県内市町村で外国人住民数が最も多いのは出雲市で、次いで松江市、浜田市の順で多くなっています。

  • 外国人住民人口(国籍・地域別、市町村別)

 令和6年1月1日:PDFファイル

 令和4年12月末:PDFファイル

 令和3年12月末:PDFファイル

 令和2年12月末:PDFファイル

 令和元年12月末:PDFファイル

 平成30年12月末:PDFファイル

 

 

4.住民基本台帳に基づく外国人住民人口(令和5年1月1日現在)

 令和5年7月26日、総務省から「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数(令和5年1月1日現在)」の取りまとめ結果が公表されました。

 

 

2.目的

 外国人住民が安心して暮らすことができる生活環境づくり、外国人住民と地域住民が共に支え合う地域づくりを推進するため、市町村、関係団体等とも連携し、以下の取組みを実施します。

 

3.取組み

(1)日本語学習の環境整備

  1. 訪問型日本語教室の開催

 地域の日本語教室に通うことができない外国人住民を対象に、訪問型日本語教室を実施しています。

 詳しい内容は、しまね国際センターのホームページ(外部サイト)をご覧ください。

 

  • 地域訪問型日本語教室(となりでにほんご)

 外国人住民(学習者)の希望に合わせた日時、場所(近くの公民館など)で日本語が勉強できます。

 日本語を教えるのは、ボランティア(日本語パートナー)です。

 訪問型日本語教室の様子

 

  • 企業訪問型日本語教室(職場でにほんご)

 県内企業で働く外国人住民向けの日本語教室です。

 10人程度のグループで日本語を学び、仕事や日常生活でのコミュニケーション能力を高めることを目標としています。

 外国人材を雇用する県内企業がご利用できます(複数企業で利用を申し込むことも可能です)。

 企業訪問型日本語教室

 

  • オンライン型日本語教室(ネットでにほんご)

 オンラインを利用して、自分の好きな場所で、日本語を勉強できます。

 4つのレベルがあり、自分に合ったクラスで勉強できます。

 ネットでにほんごの様子

  オンライン型日本語教室の様子

 

2.「やさしい日本語」出前講座の開催

 外国人にも理解しやすい「やさしい日本語」のことを知り、使い方を学んでいただく出前講座を開催しています。

 市町村、小・中学校、公民館、コミュニティセンター、ボランティア団体、民間企業などでご利用いただけます。

 お申し込みは、しまね国際センター(外部サイト)で受け付けています。

 

 「やさしい日本語」の手引き(島根県・しまね国際センターが作成しました。)

 「やさしい日本語」の手引き

 ダウンロードはこちらから(1,055KB)

 

 

 

3.「日本語教室MAP」の作成

 県内には、ボランティアの方が運営する日本語教室が19箇所あります。

 県では、日本語教室の連絡先・開催日時などを多言語で記載したマップを作成し、日本語教室の周知・広報を行っています。

 このマップは、市町村窓口や公民館・図書館などに置いてあり、外国人住民の日本語教室利用の促進につなげています。

 日本語教室の情報についてはこちらから(外部サイト)

 

(2)相談体制や生活支援の充実

1.多言語による相談体制の充実

 県では、外国人住民が安心して生活できるよう、しまね国際センターに外国人住民向けのワンストップ型相談窓口「多言語相談Goーenしまね」を設置しています。

 21言語で相談ができ、相談は無料です。また、日本人の方からの相談も受け付けています。

 しまね国際センターのホームページ(外部サイト)

 

 ・しまね国際センターの相談窓口「多言語相談Goーenしまね」(来所での相談も受け付けています。)

 電話番号:070(3774)9329

 SkypeID:Soudan@SIC

 ・開設時間:月曜日~金曜日の午前9時~午後5時

 ・使える言葉:英語、中国語、タガログ語、ポルトガル語、ベトナム語、韓国語、ネパール語、インドネシア語、

タイ語、スペイン語、ミャンマー語、クメール語(カンボジア)、ロシア語、フランス語、ドイツ語、
イタリア語、マレー語、モンゴル語、シンハラ語(スリランカ)、ヒンディー語(インド)、ベンガル語

 「多言語相談Goーenしまね」チラシ(PDF:1,475kb)

 

2.外国人地域サポーターの配置

 県では、外国人住民と行政等との橋渡し役として活動するボランティア「外国人地域サポーター」を委嘱・配置しています。

 令和5年度は、県内8市(松江市・浜田市・出雲市・益田市・大田市・安来市・江津市・雲南市)に16個人・団体のサポーターを配置しています。

 

3.外国人住民向け多言語対応消費者生活相談・啓発事業

 外国人住民が抱える消費者トラブルを早期に解決するため、多言語による消費生活相談窓口を設けています。

 また、製品事故などの危害情報を周知するため、多言語による消費生活情報を提供しています。

 

 ・消費生活相談について

 しまね国際センターホームページ(外部サイト)

 

(3)外国人住民への情報発信強化

1.SNSによる多言語での情報提供

 外国人住民への情報提供手段として、外国人にも理解しやすい「やさしい日本語」や多言語で翻訳した内容をSNS(Facebookなど)で配信しています。

 

 ◎多言語相談Go-enしまね(やさしい日本語)

 https://www.facebook.com/SMGC.OneStopCenter.jpn

 

 ◎英語

 https://www.facebook.com/SMGC.OneStopCenter.eng

 

 ◎ポルトガル語

 https://www.facebook.com/SMGC.OneStopCenter.por

 

 ◎韓国語

 https://www.facebook.com/SMGC.OneStopCenter.kor

 

 ◎中国語

 https://www.facebook.com/SMGC.OneStopCenter.chi

 

 ◎ベトナム語

 https://www.facebook.com/SMGC.OneStopCenter.vie

 

 ◎タガログ語

 https://www.facebook.com/SMGC.OneStopCenter.tgl

 

 ◎ロシア語(休止中)

 https://www.facebook.com/SMGC.OneStopCenter.rus

 

 ◎やさしい日本語(Twitter)

 https://twitter.com/hlYIADErRtXVs3k

 

2.外国人住民向け動画コンテンツ「外国人住民のための島根生活お助け情報」

 県内で生活する外国人住民向けに、生活情報について分かりやすく説明する多言語による動画コンテンツ「外国人住民のための島根生活お助け情報」を制作しました。

 動画コンテンツの内容は、「生活のルールとマナー」「日本語を学ぶ」「サポート情報」の3編です。

 動画は、しまね国際センターのホームページ、動画共有サイトYouTubeで公開しています。

 提供言語は、日本語、英語、中国語、タガログ語、ポルトガル語、ベトナム語の6言語です。

(4)防災対応の充実

1.災害時外国人サポーターの養成・確保

 県下で大災害が発生した際に、被災した外国人住民を支援する「災害時外国人サポーター」の養成講座を開催し、ボランティア登録を推進しています。

 サポーターは、災害情報や支援情報の通訳・翻訳、避難所の巡回や外国人住民からの聞き取りなど、県としまね国際センターが設置する「島根県災害多言語支援センター」の運営に協力していただきます。

 

 ・災害時外国人サポーターについて

 しまね国際センターのホームページ(外部サイト)

 

 また、養成講座の開催に合わせ、市町村とも連携し、外国人住民へ防災知識の普及や避難訓練・起震車体験などの「外国人住民のための防災訓練」も実施しています。

 災害時外国人サポーター養成講座外国人住民のための防災訓練

 

2.「外国人住民のための防災ハンドブック~自然災害に備えて~」の作成

 県では、島根県の地形や過去に起こった自然災害、災害時に注意すること、避難の方法・避難所の利用、災害に備え日頃から準備しておくことなどを、外国人住民向けに分かりやすい表現で記載したハンドブックを作成しています。

 ハンドブックの対応言語は、やさしい日本語、英語、中国語、ポルトガル語、タガログ語、ベトナム語の6種類があります。

 

 ・ハンドブックのダウンロードは、しまね国際センターホームページ(外部サイト)からできます。

 外国人住民のための防災ハンドブック

(5)市町村と連携した多文化共生意識の醸成

1.外国人住民向け多文化共生イベントの開催

 外国人住民が地域の文化や生活習慣を知ることをきっかけとして、地域住民と交流を行い、地域での生活に溶け込めるようにするため、県東部地域・西部地域で年1回ずつ、外国人住民向けのイベントを開催しています。

 地元高校生による石見神楽公演神楽衣装の試着と高校生との交流

 

2.日本人住民向け多文化共生セミナーの開催

 市町村の協力を受けて、県の国際交流員が地域の公民館、コミュニティセンター、小・中学校などへ出向き、異文化理解や多文化共生の講座を行うセミナーを実施しています。

 外国人住民との共生は、地域住民の方の理解・協力が不可欠であり、外国の伝統・文化に触れ、多文化共生の意識醸成につなげることを目的としています。

 国際交流員による講座の様子小学校でのセミナー開催の様子

 

(6)島根県在住外国人(外国人住民)実態調査報告書

 県では、外国人住民の実態や、日常生活における不便や懸念、行政に求めるサービスのニーズなどを把握し、今後の県の施策や行政サービスの充実に反映させるため、県内外国人住民を対象にしたアンケート調査を実施しています。

 


※このページは「島根創生を進める県の主な取組」にも掲げられています。

主な取組その他の主な取組はこちら


お問い合わせ先

文化国際課

島根県環境生活部文化国際課
【住所】
〒690-8501島根県松江市殿町1番地
【電話】
○国際交流係/0852-22-6493
○多文化共生係/0852-22-6462
○多文化共生推進スタッフ/0852-22-6470
○文化振興室/0852-22-5878
○島根県パスポートセンター/0852-27-8686
【FAX】
○国際交流係・多文化共生係・文化振興室/0852-22-6412
○島根県パスポートセンター/0852-25-9506
【E-mail】
○国際交流係・多文化共生係 bunka-kokusai@pref.shimane.lg.jp
○多文化共生推進スタッフ tabunka-kyousei@pref.shimane.lg.jp
○文化振興室 bunkashinko@pref.shimane.lg.jp
○島根県パスポートセンター  passport@pref.shimane.lg.jp