春から秋にかけて、マダニの活動が活発になります。
森林・草むら・やぶ等に入る場合には、十分に注意することが必要です。
ダニは様々な感染症を媒介します。野山に出かけるときは、肌の露出が少なくなるように、長袖、長ズボンを着用し、帰宅後は入浴するなど、ダニ対策を心がけましょう。
マダニに咬まれることにより感染する疾患に「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」や「日本紅斑熱」があります。
<関係リンク先>
SFTSウイルスを保有しているマダニに咬まれたことにより感染する病気です。
主な症状は発熱、消化器症状(嘔吐・下痢)で、重症化し、死亡することもあります。
感染してから6日~2週間で発症します。
主な症状は発熱(高熱)や頭痛、関節痛、体幹部や手足の発疹です。まれに死亡することもあります。
感染してから2~10日で発症します。
※マダニではありませんが、ダニの一種であるツツガムシによって媒介されるつつが虫病などもあります。
症状は日本紅斑熱とよく似ており、感染してから5日~2週間くらいで発症します。
【啓発用チラシなど】
マダニ類の多くは、ヒトや動物に取り付くと、皮膚にしっかりと口器を突き刺し長時間(数日から長いもので10日間)吸血します。
無理に引き抜こうとするとマダニの一部が皮膚内に残ってしまうことがあるので、吸血中のマダニに気が付いた際は、できるだけ医療機関で処置してください。
また、マダニに咬まれた後に、発熱・食欲低下・嘔吐等の症状があった場合には、早めに医療機関を受診してください。