令和6年3月1日から一週間、全国一斉に春の火災予防運動が実施されます。
火災予防運動は、火災が発生しやすい時季を迎えるに当たり、県民の皆様一人ひとりに火災予防の意識を高めていただくことにより、火災の発生を防止し、火災から大切ないのちと財産を守ることを目的としています。
令和6年3月1日(金)から3月7日(木)までの7日間
「火を消して不安を消してつなぐ未来」
以下の4つの習慣と6つの対策で住宅火災を防ぎましょう。
・寝たばこは絶対にしない、させない。
・ストーブの周りに燃えやすいものを置かない。
・こんろを使うときは火のそばを離れない。
・コンセントはほこりを清掃し、不必要なプラグは抜く。
・火災の発生を防ぐために、ストーブやこんろ等は安全装置の付いた機器を使用する。
・火災の早期発見のために、住宅用火災警報器を定期的に点検し、10年を目安に交換する。
・火災の拡大を防ぐために、部屋を整理整頓し、寝具、衣類及びカーテンは、防炎品を使用する。
・火災を小さいうちに消すために、消火器等を設置し、使い方を確認しておく。
・お年寄りや身体の不自由な人は、避難経路と避難方法を常に確保し、備えておく。
・防火防災訓練への参加、戸別訪問などにより、地域ぐるみの防火対策を行う。
住宅用火災警報器は、古くなると電子部品の劣化や電池切れなどにより、火災を感知しなくなることがあります。
いざというときに警報音が鳴らないことがないよう、この機会に作動確認を行いましょう。
作動確認は、ボタンを押して(ひもがついているタイプはひもを引いて)行います。
正常であれば警報音が鳴りますが、作動確認をしても反応がない場合は、故障か電池切れが疑われますので、本体または電池を交換しましょう。
なお、電池切れの場合も、設置から10年以上経過した機器については、電子部品が劣化して火災を感知しなくなる可能性がありますので、本体の交換をお勧めします。
※故障か電池切れか分からない場合は、取扱説明書を確認するか、メーカーにお問い合わせください。
令和4年1月から12月までの間に島根県内で発生した火災は292件で、前の年と比較して55件増加しました。
火災の種別ごとの件数は、建物火災113件(前年比8件減少)、林野火災37件(同16件増加)、その他の火災は142件(同47件増加)でした。
また、火災による死者数は11名(前年比7名減少)、負傷者数は38名(前年同)でした。
令和4年中に島根県内で発生した火災の主な出火原因は以下のとおりです。
火の取り扱いには十分注意し、この機会に身の回りを点検しましょう。
1位:たき火(80件)
2位:火入れ(34件)
3位:こんろ(10件)
※総出火件数292件