平成21年度第2回しまねwebモニター調査ご意見に対する回答

テーマ:島根県の高速道路について

 

 上記テーマについての調査結果のうち、問10、問11、問12ににいただいた代表的なご意見と、それに対する回答です。

 (全体の集計結果はこちら

 

 

問10「県内の高速道路があって良かったこと、または、高速道路がなくて困ったりしたことがあれば、なるべく具体的にお書きください。」

 

代表的なご意見

回答

問10の回答

 高速道路がつながっている地域では、県外への通勤や買い物などで時間を短縮できるため、時間をより有効に使うことができます。

 一方で、県内東西の移動や県東部地域から広島方面へ行くのに時間がかかりすぎて困ります。

 

 島根県には、東西を貫く幹線道路が国道9号1本しかないため、朝夕の渋滞が発生したり、国道9号で土砂崩れなど災害があった時には代わりとなる道路がありません。

 しかし、県内の山陰道の整備率は40%弱(平成21年8月1日現在)にとどまっているため、県では2020年を目途に山陰道を全線開通するよう国土交通省などに要望しています。なお、平成21年11月末に山陰道斐川IC〜出雲IC間が、平成21年度中に山陰道益田道路遠田〜久城間が、それぞれ開通する予定です。

 県東部地域から広島方面へは、現在、中国横断自動車道尾道松江線が事業中であり、平成20年代中頃の開通に向けて建設が進められています。全線開通した場合、松江市から広島市への所要時間は、2時間15分程度に短縮されます。

 

 

問11「マスコミなどから、道路(高速道路)はもう必要ないといった議論を耳にすることがありますが、それに対して感じることをお書きください。」

 

代表的なご意見

回答

問11の回答
 高速道路網が整備された都会に住んでいて、交通手段が車しかないような地方部の実情を知らない人が言っていると思います。

 費用対効果のコスト意識も必要ですが、地方部にも生活のために必要最低限の高速道路はいると思います。

 地方部の高速道路を、単に経済効率だけで見た場合は、都市部に比べてその効果が低くなる場合があるかもしれません。

 現在の事業評価手法は、走行時間短縮、走行経費減少、交通事故減少の3つの便益で費用対効果を算定しています。これら3便益は交通量の多少によって左右され、交通量が多い地域ほど高い効果が算出される傾向があります。

 しかしながら、高速道路のもつ効果は、特に地方部において非常に多岐にわたり、その効果を適切に評価することが必要です。

 県では以下のような効果を適切に評価するよう国土交通省などに提案しています。

 (1)事故・災害時の代替道路としての機能

 (2)救急搬送時間の短縮による救命率の向上

 (3)入込み客数が増えることによる観光消費額の増加

 (4)走行速度向上により排出されるCO2を削減

 (5)移動の際の所要時間信頼性を向上

 (6)地域経済の活性化を支援

 

問12「その他、高速道路に対して日頃感じておられること、期待する効果など、ご意見がありましたら、なるべく具体的にお書きください。」

 

代表的なご意見

回答

問12の回答
 県内の高速道路は、走行速度が遅い車が多いように感じますが、片側1車線の区間が多く、追い越しができず、一般道を走るのと比べてあまり速度が変わらない場合もあります。

 また、対面走行では、事故時の回避ができづらいなど、走りにくいです。

 できれば、片側2車線にしてもらいたいと思います。

 県内の高速道路は、開通済み区間、事業中区間ともに片側1車線で整備している区間が多くあります。

 これは、計画上は片側2車線ではありますが、暫定的に片側1車線で整備し、交通量の伸び等を見定めてから、片側2車線化する手法をとっているためです。

 なお、松江道路(事業区間:東出雲町出雲郷〜松江市玉湯町湯町)については、平成21年度中に、全線片側2車線化の工事が完了する予定です。

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