8月16日コメント

○丸山知事:私から1点、コメントをさせていただきます。

 内容といたしましては、今後、さらなる感染拡大に備えるための自宅療養の開始についてであります。

 新型コロナの県内の感染者が、2桁が続くといった状況が続いております。それに伴いまして、この病床、また療養、患者の皆さんの病床、入院、それから療養等の運用の変更について決定をいたしましたので御説明をさせていただきます。

 まず現状は、県内の医療提供体制といたしましては、確保病床の最大値324床に対する使用率が42%、即時に対応できる即応病床220床に対する使用率が62.1%となっておりまして、県で定めております病床確保計画、全体では5段階に分けておりますけれども、そのうち第5(段階)が一番厳しいわけでありますが、その前の第4段階となっているところであります。この第4段階における対応病床は220床でありまして、中等症以上の患者対応も行う重点医療機関の病床となっております。

 現在、拡大しておりますデルタ株の中等症への移行する例が多く、そしてその日数も早いため、無症状や軽症から中等症に移行される患者さんに対応できる病床を一定程度確保していく必要がございます。このため、入院されている患者さんで症状が落ち着かれた方については、厚生労働省の退院基準に基づく退院日を待たずに、一旦自宅での療養に切り替える運用を始めることといたしました。

 この自宅療養をしていただく際には、医師会、医療機関、看護協会、訪問看護ステーション等の御協力をいただき、患者さんの健康観察をしっかり行うとともに、消防本部などの協力によりまして救急搬送体制を確保するなど、病状の変化に対応できる体制を整えてまいります。また、必要に応じて食料や生活物資などの手配といった生活支援も行っていく考えであります。

 私からのコメントは以上であります。

 

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