1月30日質問項目1

○山陰中央新報:まず、今日の会議を受けた御所感と、知事会メッセージのポイントを教えてください。

○丸山知事:今日は、このメッセージの発出と、各県の対応状況の共有、そして可能なものについては横展開をしていくということで開催をしていただいたということでございます。タイミングは、本県と岡山県が(まん延防止等重点措置地域に)追加をされて、その週末にということで、直ちに開催をしていただいたということで感謝いたしております。

 メッセージにつきましては、やはりこれまでお願いしている内容がメインでありますけども、学校に着目をしていただく、また、少しでも症状がある場合は受診をできるだけ早くしてもらう、そして日頃のマスク着用等の徹底といった形で、感染が、私も繰り返し申し上げておりますけれども、家庭とか学校とかというのは本質的な感染場所を特定できていないということだと思いますので、生活全般の中で感染が広がっているということで、学校も大事ですけど、学校だけで足りるわけでもないし、飲食も大事ですけど、飲食だけでも足りないということで、生活全般の中で気をつけていただくということについて、5県の県民の皆さん方に改めて必要なメッセージを発出していくという意図でございます。

○山陰中央新報:分かりました。

 県内の感染者数について目を向けると、日に日に数だけ見ると減ってきているとは思うんですけども、現状分析についてお願いいたします。

○丸山知事:数字については、比較的落ち着いているというふうに思っておりますけれども、感染力が強いオミクロン株に対応しているわけでありますので、大きなクラスターが一つ二つ起きれば20人、30人増加になりますので、まだ予断を許さない状況ということが続いているという認識であります。

 第5波は40人、50人が続いて大変苦慮いたしました。そういった意味では、それよりも高い数字がまだ継続している状況でありますから、そういった意味で予断を許さない状況が続いているという認識であります。

○山陰中央新報:分かりました。

 また、そろそろまた学校の部分休校が終わり、再開されるということでございますけども、改めて学校現場への呼びかけであったり、具体的に今お考えになる、こういう対策が必要なんじゃないかというお考えがあればお願いいたします。

○丸山知事:もう必要な対策については呼びかけておりますので、学校の中で部活動の時間制限といったところも重点措置の施行に伴ってお願いをしておりますので、そういったことを守っていただいて、そして、学校だけの問題じゃありません、これは、大本は大人が家庭に持ち込み、家庭から学校にいっているという話でありますから、そういった生活全般の中での感染リスクの高い行動、高い場所への移動、外出等を自粛してもらうということを含めて、社会全体で取り組んでいかなきゃいけないという状況だというふうに考えております。

○山陰中央新報:ありがとうございました。

○毎日新聞:先ほどの質問にもちょっと関係するかもしれないんですけれども、全国的に見ても、島根は非常に減っているなという印象があるんですけども、この要因について、何が要因として減っているかなという知事の分析等、あれば教えてください。

○丸山知事:一つには、エリア限定。これは感染者数が多いということ、そして加えて本県の特徴でありました、濃厚接触者に限らず、幅広くPCR検査等を実施していくということが、迅速に実施することが困難になっているような逼迫が保健所で生じていると、この2つの基準で選んだエリアでありますけども、そういったところに対しまして、学年を絞ったり、または出校停止に伴って家庭への負担、また受験といったことに対する影響が生じないようにという形で、全学年一律とかという形ではない形で工夫をしながら部分休校を実施をしていただいたというところについては、エリア的に見れば、そのエリアの感染者数は減ってきている状況でありますので、一定の効果は得られたというふうに考えておりますし、島根県におきまして、これは、まん延防止等重点措置ではない時短、飲食店への営業時間の短縮という要請は今回初めて、6波で初めて実施をするという、これまでにない状況でありましたし、これは、措置の実施はもろもろの手続がございまして27日からになりましたけれども、決定がされたのは25日、要請をしたのは24日、そして全県を視野に考えていくといったことも含めて、前の週からまん延防止等重点措置が適用になるような状況だということについての県民の皆さんへのアナウンスを結果的にしておりましたので、そういった意味では、これまでにない、尋常ならざる状況にあるということについての県民の皆さんの理解、協力が、まん延防止等重点措置の前から得られていたということの効果は大きいのではないかというふうに考えておるところでございます。

○毎日新聞:ありがとうございます。

○NHK:各県の知事からも、丸山知事の一部休校に対する評価なども一定の評価がありましたけれども、逆に、丸山知事から見て、他県の事例であるとかに対する評価などありますでしょうか。

○丸山知事:やっぱり学校に対してそれぞれ詳しく指摘をされている、指導項目を具体的に指摘して改善をされている鳥取県の取組、また、クラス閉鎖の基準をより一段高めて対応されている岡山県の取組など、我々が参考にすべきところはたくさんあったというふうに思っております。

 岡山の知事さん、それから鳥取の平井知事さんから若干触れられたように、市町村長さん、市町村立の小・中学校の理解を得るのが本県と違って苦労されているというふうなお話もありましたので、そういう意味では、島根県の場合は4市1町さん、5つの市町の首長さんの御理解をスムーズに得られることができたということは大変幸いであったというふうに思っておりまして、改めて5市町のトップの方々の御協力に感謝をしているところでございます。

○NHK:ありがとうございます。

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