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治水工事に矢板の活用を


 

【提案No.A2019-00235】10月7日受付

 

 この温暖化の時代、大雨を覚悟した対策を取らなければなりません。川が増水して堤防を越える「越水」や堤防を壊す「決壊」が起こり、最終的には「破堤」という最悪の状態になると、復旧まで途方の無いお金と労力を要する事になります。越水は仕方ないとしても、決壊が起こらない仕掛けが必要です。

 そこで、古くて新しい技術「矢板」の活用を提案します。堤防道路の川側に連結する矢板を打ち込み「埋め殺し」にします。岩盤まで20メートルでも30メートルでも打ち込めば良いでしょう。技術的な課題はブレークスルーが必要ですが、日本の技術があれば実行は可能でしょう。

 

【提案No.A2019-00254】10月29日受付

 

 前回の提案の後で技術者の方と話をする機会があり、アーマーレビー工法などの存在を知りました。僕の提案した矢板の活用は、アーマーレビー工法やフロンティア堤防よりも廉価で速やかに施工できる工法です。

 また、先日の台風19号のような内水氾濫対策として、中小河川の「川底二階建て」を提案します。川底を始めから終わりまで掘削しカルバート(箱)を埋め込んで、本来の川の上限近くに水位が来たときに流れ込む仕組みです。普段は空っぽで、大雨の時にここから水を逃がすことができます。

 

【回答】11月11日回答

 

 河川の堤防は、国の基準において土堤とすることを原則とされています。ご提案の矢板については、洪水時に堤防内や基礎地盤に水が浸透し堤防を破壊することを防ぐための特殊な対策として限定的に使用されています。

 堤防の強化対策としては、このほかにもコンクリートブロックなどによる堤体表面の保護など様々な工法が提案されており、現地の適合性や経済性を踏まえ選定することとしています。

なお、先般の台風19号などでの堤防決壊を受け、国においても新たな堤防強化対策について検討を始められていることから、本県としてもこれらの動向を注視しながら安全性の確保に努めてまいります。

(土木部河川課)

 


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