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未来を拓く若い力

島根の未来を開拓する農商工分野の若手経営者に焦点をあてる「未来を拓く若い力」。
確たる信念を持ち、自ら信じるビジネスを果敢に仕掛ける若き挑戦者を紹介します。


(有)亀谷窯業亀谷典生社長


従業員と談笑する亀谷典生社長の写真(右から2人目)
従業員と談笑する亀谷典生社長(右から2人目)

亀谷典生(かめだに・のりお)
岡山県生まれ。広島修道大学を卒業後、製薬会社に13年間勤務。
36歳の時、妻の実家の家業である亀谷窯業を継いだ。
平成24年に社長就任。
ハンドボールのほか、柔道や剣道、弓道などスポーツが趣味。

1806(文化3)年の創業以来、206年の歴史を刻んできた石州瓦の老舗、亀谷窯業(浜田市長沢町)。
住宅様式の変化や新築住宅着工件数の減少で、瓦業界がおかれている環境はかつてなく厳しいが、
「スピード感を持って常に新しいことに取り組みたい」と、老舗を新しい感性で導く亀谷典生社長(41)に、瓦づくりへの思いなど聞いた。


平成18年秋、製薬会社を退職し、妻の実家の家業である亀谷窯業に専務として入社した。瓦の世界は、まったく未知の世界だった。「瓦の製造工程は10余りありますが、手作業がほとんどです。この工程の隅々まで熟知せねば、経営者たり得ないと思いました。工場に入り浸り、すべての工程を体で覚えました」
毎夜、誰もいなくなった工場で、土を練り、瓦を焼いた。
経験の絶対的な不足を補うため、日々の実践をデータにまとめて文字化し、製造ノウハウを独自の手法で体得したという。
風雪に耐え、長い間、家を守ってくれる瓦の良さを広く伝えるため、4年前から、瓦と同じ素材、製法によるタイルや食器皿などを開発、販売を始めた。
「我々のような中小企業は、常に新しいことに取り組まねば生き残れません。皿などは、瓦の良さを知ってもらうための販促ツールとして、
県や浜田市の支援を受けて開発しました。ただ、瓦と同じように、品質には徹底的にこだわっています」
同社は長年、出雲地方の来待石を粉砕した釉薬(うわぐすり)と、窯の温度を他社より約100度高い約1300度まで上げる高温焼成にこだわり、他に類を見ない耐久性をもつ瓦を提供してきた。
こうしたものづくりの姿勢にゆるぎはない。
「素材や製法にこだわる分、製品の歩留まりは低下します。大量生産にも不向きですが、高品質のものづくりに軸を置く経営方針は、今後もかたくなに守りたいです」
販路の拡大、他メーカーとの価格競争など克服すべき課題は多い。次世代の業界を担う一人として強く思うのは、産地が一体となることの重要性だ。「石州瓦を作る者たちが一つにまとまり、この厳しい時代を乗り切らねばならないと思います。経営者同士が『オール石州』の気持ちを共有し、未来を切り開いていきたいです」瓦づくりのこだわりが生かされた食器皿の写真
瓦づくりのこだわりが生かされた食器皿

焼成する前の瓦を点検する亀谷典生社長の写真
焼成する前の瓦を点検する亀谷典生社長


お問い合わせ先
(有)亀谷窯業
TEL0855・22・1807
FAX0855・23・0622
ホームページ
http://user.iwamicatv.jp/honkimachi/(外部サイト)

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