• 背景色 
  • 文字サイズ 

中海・宍道湖ラムサール条約登録5周年

中海と宍道湖が平成17年11月、水鳥などが生息する湿地の保全を目的にした「ラムサール条約」に登録され、昨年11月に5周年の節目を迎えました。
条約登録後、かけがえのない地域の自然を後世に引き継ごうと、住民らの手でさまざまな保全活動が繰り広げられています。


中海・宍道湖ラムサール条約登録5周年

ラムサール条約


湿地は人間や多くの生物にとって欠かすことのできない生息環境でありながら、
工業排水や家庭排水などによる汚染、開発による影響を受けやすいところでもあります。
こうした状況を受け、1971年2月、イランにあるカスピ海沿岸の町「ラムサール」に、世界18カ国の代表が集まり、
採択したのがラムサール条約(正式名:特に水鳥の生息地として国際的に重要な湿地に関する条約)です。
平成22年10月現在、締約国は全世界の8割にあたる160か国、登録された湿地数は計1899カ所(日本国内は37カ所)に上ります。
中海と宍道湖は平成17年11月8日、アフリカのウガンダで開かれた締約国会議で、同時に登録されました。

登録認定証


中海・宍道湖の自然

マガン、コハクチョウ、キンクロハジロ
中海と宍道湖はともに、淡水と海水が交じり合う「汽水湖」で、多様な生物の住みかとなっています。
広大なエリアには、水鳥たちのエサとなる植物や魚介類が豊富にあり、例年、1千羽を超すコハクチョウをはじめ、
3千羽のマガン、2万羽のキンクロハジロなどが越冬のため大陸から飛来します。
さらに、ヤマトシジミなど貴重な漁業資源の生育場でもあり、世界的に重要な湿地に認められるのに十分な環境を備えています。

環境保全と賢明な利用


素晴らしい自然をたたえる中海・宍道湖ですが、水質悪化や赤潮に見舞われることもあります。
良好な環境を持続するため、ラムサール条約は、湿地の「環境保全」と「賢明な利用」の大切さをうたっています。
島根県では湿地の環境保全のため、鳥取県と共同で毎年7千人以上が参加する大規模な水辺の一斉清掃を実施しています。
また、地元のNPO法人が中心となり、水質を浄化したり、稚魚の成育場となるヨシを湖岸に植栽しています。
また賢明な利用の一例として、宍道湖のシジミ漁においては、互いに漁の時間や量を制限するルールを取り決めたり、
小さなシジミを捕らない漁具を使用するなど、漁業資源の維持・保全に努めています。
島根・鳥取両県は、登録5周年にあたり、より多くの住民に両湖の保全の意義を訴えるため、
昨年10月、松江市のくにびきメッセで、両湖の形成の歴史や生き物を紹介する記念展示を開催しました。
また、米子市では記念シンポジウムを開き、大勢の参加者が身近にあるかけがえのない自然の大切さに認識を深めました。
宍道湖岸でヨシポットを植栽する児童たちの写真
宍道湖岸でヨシポットを植栽する児童たち

記念展示「中海・宍道湖を知る、学ぶ展」を訪れた親子連れの写真
記念展示「中海・宍道湖を知る、学ぶ展」を訪れた親子連れ

記念シンポジウムで、両湖について語る吉田栄作さん、松本若菜さん=米子市内
記念シンポジウムで、両湖について語る
吉田栄作さん、松本若菜さん=米子市内


MAP

お問い合わせ先
自然環境課
TEL0852・22・6377


お問い合わせ先

広報室

島根県広報部広報室
〒690-8501
島根県松江市殿町1番地   
【電話】0852-22-5771
【FAX】0852-22-6025
【Eメール】kouhou@pref.shimane.lg.jp