• 背景色 
  • 文字サイズ 

未来を拓く若い力

島根の新しい未来を開拓する農商工分野の若手経営者に焦点をあてる「未来を拓く若い力」。
確たる信念を持ち、自ら信じるビジネスを果敢に仕掛ける若き挑戦者を紹介します。


(株)魚の屋中島勝徳氏


商品や販売チャンネルの改革を重ねながら、業績を伸ばす中島勝徳社長の写真
商品や販売チャンネルの改革を重ねながら、業績を伸ばす中島勝徳社長

中島勝徳(なかしま・かつのり)
大田市出身。大田高校を卒業後、都内の建築会社で4年間、営業に従事。平成5年、家業を継ぐために帰郷。
製造部門など一連の業務で下積み経験し、平成17年に社長に就任。
座右の銘は「猪突猛進」。

明治10年創業の水産加工業者(株)魚の屋(大田市静間町)は、130年余りにわたり、わかめやひじき、煮干などの乾物を製造、販売してきた。
その老舗の4代目が中島勝徳社長(39)。
昔ながらの商品や販売網を大胆に見直す一方、インターネットや携帯電話を利用した新たな販売チャンネルを構築し、
不況下にありながら全国に販路を広げる中島社長に、成長戦略を聞いた。

 

 

高校卒業後、都内の建築会社で4年間、営業に従事した。家業を継ぐため、平成5年に帰郷し、その12年後の社長就任間もなくから、商品アイテムと販売網の再構築に着手した。

 

 

当時は、わずか数千円の売り上げのものを含め約350点もの商品があり、生産と販売効率を悪化させていました。
そこで、半数を廃止することにしました。
また、山陰、山陽中心だった販売ルートを、人口が集積する首都圏や近畿にシフトし、生き残りを賭けました。

商品点数などの見直しに加え、季節品が多かった従来のラインアップを改め、ふりかけのほか、海草サラダや煮物の具など新商材を開発し、年間を通じて稼げるよう再構成した。
100円シリーズと呼ぶ低価格商品も投入し、関東や東北のスーパーに売り込んだところ、消費者ニーズにうまくマッチし、ウェットタイプのふりかけ「しそわかめ」のような年間数億円を売り上げるヒット商品も誕生した。

9億円余りの売上高の93%を県外が占めています。
大田市で製造した商品を、各地の問屋の協力を得て全国に流通させるビジネスです。
取引先や消費者の意見を聞きながら絶えず商品を見直しており、年間約50点の商品を入れ替えています。

平成22年8月、60歳以上の高齢者ばかりを雇用する「夢工場」と名付けた職場を新設した。
現在は大田市周辺の高齢者17人が就業し、手作りの味を生かした乾物の開発、製造に取り組む。

乾物は、冷蔵庫がない時代に保存食として考えられました。健康ブームの中で、再度見直される商品だとみています。
ここに、食に精通したお年寄りのアイデアを生かさぬ手はありません。
また、地元の高齢者に雇用の場を提供するのも前々からの夢で、将来は30人まで増やしたいです。

創業以来の乾物にこだわる一方、コラーゲンを原料にした健康食品をインターネットや携帯電話で販売するプロジェクトも立ち上げた。
新たなマーケットの創造で、売上高を10億円の大台に伸ばす。

ネットや携帯電話の活用は、生き残りに欠かせない戦略です。
社員の声を積極的に採用しながら、新たな販売チャンネルに育てたいです。

人気を博す100円シリーズの商の写真
人気を博す100円シリーズの商品

「夢工場」で働く高齢者たちの写真
「夢工場」で働く高齢者たち


お問い合わせ先
●(株)魚の屋
TEL0854・84・8021
FAX0854・84・8093
ホームページ
http://www.uonoya.co.jp/(外部サイト)

島根県の産業振興については
●県産業振興課
TEL0852・22・5486
FAX0852・22・6080


お問い合わせ先

広報室

島根県広報部広報室
〒690-8501
島根県松江市殿町1番地   
【電話】0852-22-5771
【FAX】0852-22-6025
【Eメール】kouhou@pref.shimane.lg.jp