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特集3「石見銀山世界遺産センター10月フルオープン」

石見銀山世界遺産センター10月フルオープン

石見銀山の魅力と歴史伝える拠点

大田市大森町の石見銀山世界遺産センターに展示棟と収蔵体験棟が完成し、
10月20日(月)にフルオープンします。
日本国内では14カ所目、アジアの鉱山遺跡では初の世界遺産に登録された遺跡の魅力を紹介し、
さらに調査研究の拠点として、大きな役割が期待されます。

10月20日にフルオープンする石見銀山世界遺産センター(手前)。後方は大久保間歩や釜屋間歩のある仙ノ山=平成20年8月22日撮影
10月20日にフルオープンする石見銀山世界遺産センター(手前)。
後方は大久保間歩や釜屋間歩のある仙ノ山=平成20年8月22日撮影

遺跡の全体像をガイド

 

世界遺産センターは、昨年10月4日にガイダンス棟が先行して開館し、今年8月17日までに20万人が来場。
400台分の駐車場を備え、訪れた観光客が路線バスに乗り換え、
大森の町並み保存地区方面に向かうパークアンドライドの玄関口として機能。遺跡の価値を伝えるため、
スタッフによる案内や映像を上映してきました。展示棟と収蔵体験棟の完成により、遺跡を人類共通の財産として
未来に伝える保存管理と調査研究の態勢が整います。
あわせて、温泉津町の温泉津温泉(ゆのつおんせん)の町並み保存地区や戦国後期、
銀の積み出し港として栄えた仁摩町の鞆ケ浦(ともがうら)など遺跡の全体像を示し、
全域がフィールドミュージアム(野外博物館)となるよう、来訪者に情報提供します。

展示棟の完成予想図の写真
展示棟の完成予想図

 

 

 

家康が贈った道服(どうふく)再現

 

展示室(有料)は、大きく4つのコーナーから成ります。
最初の「石見銀山の歴史」では、石見銀山が国内の政治経済や東洋と西洋の文化・経済交流に与えた影響を浮き彫りにします。
ここで目を引くのは、平成21年4月から公開予定の「辻が花染丁子文道服(つじがはなぞめちょうじもんどうふく)」の再現。
現品は、江戸初期、1年に13.5トンの銀を幕府に納めた鉱山師・安原伝兵衛(やすはらでんべえ)に、徳川家康自らが着ていた道服を贈ったもので、
重要文化財です。再現に1年をかけ、桃山期の染色技術に迫ります。
第2の「技術と暮らし」では、銀山が第2次シルバーラッシュを迎えた江戸初期、銀採掘の中核をなした仙ノ山本谷(せんのやまほんだに)地区の
釜屋間歩(かまやまぶ)周辺の大型模型で、往時の景観を表現します。
発掘調査の成果を駆使し、現在見ることができる風景からは想像できない景観を披露します。
あわせて、銀山最大の坑道・大久保間歩(おおくぼまぶ)の一部として奥行き8m、高さ2.5mの模型で再現します。

 

実際に坑道の一部をシリコンで型取りし、江戸期のノミ痕(こん)や明治期の削岩機で掘った跡を、リアルに紹介します。現地に行くことができない
方々に体感してもらう狙いです。第3の「調査研究」では、従来取り組んだ発掘や石造物など総合調査の成果を、
さらに第4の「文化的景観」では大森の町並み映像などを公開します。
収蔵体験棟では、小中学生などの学校教育と連携を図り、銀粘土で製品づくり、銀の選鉱(せんこう)体験を試行的に実施します。


徳川家康が着ていた重要文化財の「辻が花染丁子文道服」の写真
徳川家康が着ていた重要文化財の「辻が花染丁子文道服」。
平成21年4月から再現したものが公開される予定=大田市の清水寺蔵、京都国立博物館保管

 

銀山遺跡の調査研究進める

 

フルオープンに伴い、島根県教育委員会世界遺産室の職員4人と大田市教育委員会石見銀山課の4人が同センターに常駐し、
発掘調査や文献調査などに取り組みます。
県外の大学や自治体などの研究者に客員研究員として支援を受け、
東アジア地域の鉱山との比較研究、鉱床の形成と特徴など、テーマ別研究を進めます。
国連教育科学文化機関(ユネスコ)世界遺産委員会では6年に一度、
遺跡の保存管理計画の実施や来訪者の受け入れについて状況を報告することになっており、適切な対応に努めます。

MAP

 

 

 

お問い合わせ先

島根県文化財課世界遺産室
TEL0852(22)5642、6127
FAX0852(22)5794

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TEL0854(89)0183
FAX0854(89)0089

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大田市教育委員会石見銀山課
TEL0854(82)1600内線338
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