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特集:世界遺産「石見銀山遺跡」を未来へ

世界遺産「石見銀山遺跡」を未来へ

 

 今年7月、念願だった石見銀山遺跡の世界遺産登録が実現しました。
ユネスコ世界遺産委員会での審議において、イコモス(国際記念物遺跡会議)による「登録延期」の勧告を覆し、満場一致による登録決定となりました。
これまでの間、多くの県民の皆様に応援をいただきながら、国・県・市の関係者は、懸命に努力を重ねてまいりました。
登録延期の勧告に際しては、ユネスコ日本代表部の近藤誠一大使が、遺跡の状況を確認するために、直ちに現地へと足を運んでくださいました。
近藤大使には、私たちの熱意をしっかりと受け止めていただき、ユネスコ世界遺産委員会では、多大なる熱意をもって石見銀山遺跡の重要性を訴えていただきました。
今回、石見銀山遺跡はその歴史的価値と並んで、「自然との共生」を実現させている点が高く評価されました。
16世紀における世界でも屈指の銀鉱山でありながら、自然環境が損なわれることなく今に残されており、銀鉱山跡、街道、町並み、温泉などが、日常の暮らしや美しい自然と調和し、島根らしい穏やかな佇(たたず)まいを見せています。
今後も、地元の皆様が守り続けてこられた石見銀山遺跡を人類共通のかけがえのない遺産として、未来に引き継いでいく努力を続けることはもとより、地域の振興や活性化に十分生かしていきたいと考えます。
皆様の、ご理解とご協力をお願いいたします。

 

島根県知事溝口善兵衛

 

溝口知事

 

 

石見銀山遺跡の世界遺産登録の知らせを受け、記者会見で喜びを語る溝口知事
=6月28日、県庁知事室

 

 

 

 

 

石見銀山遺跡の価値を分かりやすく伝えるために

大久保間歩の内部写真
大久保間歩の内部

大久保間歩(おおくぼまぶ)の試験公開

 

 大久保間歩は、約600近く発見されている石見銀山の間歩(坑道)の中でも最大規模のもので、坑口は仙ノ山南側の本谷(ほんだに)にあって、江戸時代以前から明治時代に至るまで利用されていました。
天井の高さが最大で8メートル、幅が4メートルあり、江戸幕府の初代銀山奉行大久保長安(おおくぼながやす)が騎乗して入ったと伝えられています。
落石防止などの安全対策工事が終わったことから、来年4月の一般公開を目指し、それまでは月に数回程度(1回につき10数人規模)で試験公開を行っています。
主坑道は約200メートルあり、そのうち公開されているのは坑口から約150メートル区間です。
この試験公開は来年3月までで、参加を希望される方は、
●大田市役所石見銀山課(電話0854−82−1600(代表)、FAX0854−84−9156)
までお問い合わせください。

 

ガイダンス棟の整備

 

ガイダンス棟

 大田市が遺跡近くの市民ふれあいの森公園(大森町)で建設を進めるガイダンス棟は、石見銀山遺跡の拠点施設(ガイダンス棟、展示棟、収蔵体験棟)のうち、先行して10月にオープンする木造瓦ぶき平屋建て、763平方メートルの建物です。
オリエンテーション室や展示室、情報コーナーなどを備え、来訪者に遺跡の全体像や世界遺産としての価値を立体模型やパネル、映像などで分かりやすく解説し、現地を訪れる前に立ち寄っていただくことで、遺跡の基礎知識を得ることができます。


10月にオープンするガイダンス棟

 

遺跡の価値を守りながら、観光機能を高めるために

石見銀山方式受入態勢

 

石見銀山地図

 地元住民の皆さんの日常生活と自然環境を守りながら、急増する来訪者にも遺跡を楽しんでいただくため、今年のゴールデンウイークから、石見銀山駐車場を拠点にしたパーク&ライドを実施しています。
この度、拠点施設に隣接する石見銀山駐車場に、普通車両250台が駐車可能な駐車場(第3駐車場)を建設し、総収容台数は約400台となりました。
これにより、総合案内施設と石見銀山駐車場を拠点として、パーク&ライド方式がより円滑に運用でき、大森町内の観光車両による混雑が緩和され、来訪者の皆さまにもゆったりのんびりと遺跡を散策していただけるものと期待されています。

 

銀山川沿いの道

 

銀山川沿いの道を龍源寺間歩へ向かう観光客

 

 

 

 

おたすけ隊

 

 今年4月、「石見銀山方式受入態勢」の実施に伴い結成された組織で、現在約25人が活動しています。
代官所前ひろばや銀山公園駐車場、石見銀山駐車場で観光車両の誘導や観光案内などを行っています。
世界遺産登録を契機に急増する観光客と観光車両を、おもてなしの心で案内し誘導しています。

 

おたすけ隊
県内外から訪れる観光客を案内するおたすけ隊会員(左)=代官所前ひろば

 


サインの整備

大型案内板

 県が平成13年度から整備を行ってきたサイン(看板類)は、縮小地形模型や史跡の説明板、案内標柱や大型案内板など、91基に上ります。
特に、銀山公園駐車場の縮小地形模型は、遺跡の全体像を理解するために活用されています。

 

大型案内板=石見銀山公園

 

寺社説明板

 

寺社説明板=栄泉寺(えいせんじ)

 

 

 

 

 また、町並みの路面には埋め込み式の案内図が設置されており、観光客から好評を得ています。

 

路面埋め込み型誘導板

 

 

路面埋め込み型誘導板=町並み交流センター北側交差点

 

 

 

世界遺産の登録記念式典を開催します

 

 世界遺産登録を祝い、11月11日(日)に大田市の「あすてらす」で登録記念式典を開催します。
石見銀山遺跡が世界遺産に登録されるまでの経過説明や石見銀山協働会議の活動報告、地元住民の皆さんによるアトラクションなどを予定しています。
世界遺産登録を県民の皆さんとともに喜び、世界遺産の意義をあらためて確認し、未来にしっかりと引き継ぐ決意を表明します。

 

 

お問い合わせ先

島根県教育庁文化財課世界遺産登録推進室
TEL0852(22)5642、6127FAX0852(22)5794
ホームページhttps://www.pref.shimane.lg.jp/sekaiisan/

 


お問い合わせ先

広報室

島根県広報部広報室
〒690-8501
島根県松江市殿町1番地   
【電話】0852-22-5771
【FAX】0852-22-6025
【Eメール】kouhou@pref.shimane.lg.jp